(235日目)営業電話への対応策。

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ワイ「営業の電話がよくかかってきます。」

助手「私の会社にもよくかかってくる。」

ワイ「うまく断れますか?」

助手「『今は結構です』って言うのになかなか電話切らせてくれない。」

ワイ「相手も仕事ですからね。掴んだ糸は意地でも離しませんよ。」

助手「仕事が邪魔されるからとても嫌な気分になるの。うまく断る方法はないのかしら?」

ワイ「こんな方法はいかがですか?」

助手「いい方法あるの?」

ワイ「営業にもパターンがありまして、①一方的に売り込んでくるタイプ ②相手から情報を聞き出しながらメリットを説いていくタイプ の2種に大別されます。」

助手「言われてみれば分かれるね。」

ワイ「今回は①の場合の対処策をお伝えします。①の場合、人の話を聞く事なく一方的に説明を始めます。ひどい時には2分近く面白くもない話を聞かされる羽目になります。」

助手「あと1分でカップヌードルできちゃうよ。」

ワイ「そんな時は相手の話の途中で『ちょっと私にも喋らせてもらえますか?』と割り込みましょう。」

助手「嫌味っぽく言うのね。」

ワイ「出鼻を挫くのがポイントです。そして『こちらの話も聞かずに一方的に説明されても、あなたの話に何の魅力も感じません』と伝えます。」

助手「まずは序盤のジャブね。」

ワイ「重ねて『売り込む相手のニーズも聞かずに商品が売れるのでしょうか?私がどのようなニーズを持っているか答えてください』と問います。」

助手「論破していくつもり?」

ワイ「その質問に対して相手は『多くのお客様は〇〇でお困りのことが多いので、貴社でも同じ課題をお持ちだと思いまして』と返答してきます。」

助手「それからどうするの?」

ワイ「『多いと仰いましたが、具体的にお客さんの何割がその課題を持っているのですか?』と聞きます。」

助手「嫌な相手だ。」

ワイ「そこで相手が答えをはぐらかしたら『ということはあなたの思い込みということですね?データもない・質問にも答えられないというのは営業として致命的では?』と重ねていきます。」

助手「電話かけたことを後悔してると思うよ。」

ワイ「もし答えられたとしても『その数字は傾向であって当社のニーズと合致するとは限らないですよね?なぜ同じニーズがあると思われたのですか?』とさらに問いを重ねます。」

助手「って言うより追い込んでるよ。」

ワイ「相手は『まだ御社のニーズを把握できてないので、多くのお客様が持たれるニーズを踏まえてお話ししました』と返してきますから、ここで締めに移ります。」

助手「ドキドキ。」

ワイ「『であれば最初にニーズを引き出す会話でないといけないですよね?一方的に商品説明してきたあなたの行動と一致しますか?』と放ちます。」

助手「強烈なカウンターを喰らわせた。」

ワイ「だいたいこの辺で相手は引き下がるので、目的達成です。」

助手「恨みを買いそう。」

ワイ「そんなことないです。機械的に『うちは結構です』でガチャ切りするよりも人間味あふれるコミュニケーションができていると思います。」

助手「相手は打ちひしがれているに違いない。」

ワイ「この経験をもとに次の営業に活かしてもらえれば・・・という私の優しさでもあります。」

助手「そういえばこの前、アナタ気になる女子に電話でアプローチしたって言ってたでしょ?」

ワイ「はい。私と付き合うメリットを冒頭2分でお伝えしました。」

助手「そしたら相手からそのメリットの根拠を問われたんだよね?」

ワイ「えぇ。メリットを示す根拠出せと言われました。」

助手「出せなかったんだよね。」

ワイ「ニーズを聞いてからにしてほしいと言われました。」

助手「でアナタはニーズと合致してなかったことが分かったんだよね。」

ワイ「打ちひしがれました。」

助手「次のアプローチに活かしなさい。」
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