(193日目)受け止め方の違い。

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ワイ「私を受け止めてくれる人はいるでしょうか?」

助手「皆無ね。」

ワイ「心が広く優しさに溢れた女子を欲しています。」

助手「煩悩に溢れてるよ。」

ワイ「人の心を知ることは難しいですね。」

助手「仕方ないね。」

ワイ「しかし一つの物事に対しても、受け止め方は人それぞれです。」

助手「どういう意味?」

ワイ「例えば会社で上司が部下を教育しているとしましょう。」

助手「それで?」

ワイ「その上司が部下の仕事の質を指摘します。『君はこのレベルでしか仕事できないのか』と問うたとしましょう。」

助手「うん。」

ワイ「部下のAさんは『厳しい指摘だけど確かに言われる通りだ。頑張らないと。』と受け止めました。」

助手「熱心な部下ね。」

ワイ「しかし部下のBさんは『私に嫌がらせをしているに違いない。会社に訴えてやる。』と思いました。」

助手「なんで?」

ワイ「これが受け止め方の違いによるものです。」

助手「同じ言葉なのに?」

ワイ「これは受け止める側の性格・思考によるところが大きいです。」

助手「相手によって変わると迂闊に喋れないよね。」

ワイ「上司は『頑張ってほしい』という気持ちで伝えます。しかし部下は『自分のことが否定された』と受け止める。」

助手「人間って難しいね。」

ワイ「結局はお互い主観でやり取りするのでこのようなことが起こり得ます。同じ意識を持っている相手なら問題ありませんけどね。」

助手「それを知るのは難しいんじゃない?」

ワイ「主観がぶつかり合ったとき、どちらが正しいかは時代によって変化しますね。」

助手「それっていいの?」

ワイ「テレビのバラエティ番組が好例です。昔は少々暴力的でも多くの国民が笑っていたのが、今は笑うことすら許されない風潮です。」

助手「確かに変わったよね。」

ワイ「なので先の例に倣うと、今の時代は指導した側が不利なのです。」

助手「どうすればいいの?」

ワイ「簡単ですよ。<①指導する目的を伝える ②自分の本意を伝える ③やり取りした日時・内容を記録する>これでリスク回避できます。」

助手「①と②は相手に伝えるという意味では大切に感じるけどね。③はどういうこと?」

ワイ「万一、訴えられた時に証拠を残しておくためです。客観的に残された情報は自分を守る武器になりますから。」

助手「リスクヘッジ。」

ワイ「弁護士に相談しても同じ答えが返ってきますよ。」

助手「なんでアナタ詳しいのよ?」

ワイ「前職で弁護士とやり取りする機会が多かったので。」

助手「被告側?」

ワイ「私ほどクリーンなメンズもそうそういませんよ。」

助手「アナタほどクーリングオフしたい人間もいないよね。」

ワイ「返品不可ですよ。」

助手「だけど記録を残さないと自分を守れないのって世知辛い世の中になったよね。」

ワイ「そうだ。もう一度聞いていいですか?」

助手「何よ。」

ワイ「こんな私を受け止めてくれる人はいませんか?」

助手「皆無よ。」

ワイ「世知辛い世の中になりましたね。」
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