紅龍の月ちゃんと卵ちゃん③4/23一部加筆修正しました。

記事
コラム

月ちゃんの卵ちゃんへの思いと心配

いつもお読み頂きありがとうございます(#^^#)
今回は紅龍の月ちゃんの卵ちゃんへの思いを載せますね。
補足は太字で載せています^^
卵と月ちゃん.png
月ちゃんはお母さんに卵の孵化を手伝うよう頼まれました。
お母さんが忙しい時には、
陽気が多くて暖かい紅龍の月ちゃんが
卵を抱いているだけで、卵を温めるのに最適だったんです。

小龍ちゃんたちのリーダーとして、
EEさんだけでなく、小龍ちゃんたちからも信頼されている月ちゃんは、
卵ちゃんを受け取る時に、強い使命感に燃えていました。
「お母さんが信じて任せてくれたんだから、
卵ちゃんの面倒を僕がしっかり見なくちゃ!」と。

でもお母さんであるEEさんから卵を受け取って手にした瞬間、
その重さと感触が、まるで大切な宝物を受け取ったかのような
特別な感覚を覚えました。
他の小龍たちとはまるで違う、
何かとても特別なものがあると感じたのです。

卵を抱いていると、心がぽかぽかと温まり、
安心感に満たされました。
でも抱いている内に何となく卵の外側は硬いのに、
中には驚くほどの柔らかさともろさが秘められているのを
感じました。

(卵ちゃんはまだとても弱い感じがする・・
もろくて傷つきやすそう・・
僕がしっかり守ってあげなけきゃ!
う~ん・・
まずは孵化するためには暖めなきゃいけないよね。
ちょうどいい温度で暖める方法は何があるかな?)

月ちゃんは卵ちゃんが快適に過ごせるように
色々と真剣に考えました。
それで試しにおくるみにくるんで見ました。

すると卵ちゃんが卵の中で
なんだか鼻歌を歌っているような
喜んでいる感じがあります。

月ちゃんは(やった!喜んでるっ♪良かったぁ)と
嬉しくなりました。
卵ちゃんを抱きしめてほおずりしながら
この特別な存在を
自分の手でしっかりと守っていく決心をしました。

その後、小龍みんなで相談して
卵ちゃんが孵化するために自分たちのできることを
色々と考えてみました。

そこで陽気を増やすために
「音楽をみんなで楽しむのはどうだろう?」と
いう話になりました。


「音楽っていいよね~♪卵ちゃんもきっと喜ぶよね✨」
「うんうん✨私もそう思う!」と全員が同意しました。

みんなで大好きな音楽を演奏したり、踊ったり、歌ったりすれば
みんなそろって楽しくて笑顔になれます。
その側に卵ちゃんがいれば陽気がどんどん増えると考えたのです。

小龍ちゃんたちは、わくわくしながら、
卵ちゃんのために(自分たちの為にもなるので)
早速楽しむことにしました。

月ちゃんも他の小龍ちゃん達も
卵ちゃんの様子を時たま確認しながら
それぞれ得意な音楽を楽しみました。

小龍ちゃんたちが
楽しく過ごして陽気を増やしていったので
その空間はぽかぽかとした陽気に満ちていきました。

月ちゃんがしあわせな気持ちで歌いながら卵ちゃんを見ると
まるで音楽に合わせるようにカタカタと揺れてみたり
卵がぽかぽか暖かくなったりと
とても喜んでいる様子です。

(良かったぁ♪卵ちゃん喜んでるっ!
僕も嬉しいよっ、卵ちゃんが喜んでくれると
僕も嬉しいっ!)
思わずぎゅっと抱きしめて、
卵にほほを寄せて
優しくすりすりとほおずりしました。

卵ちゃんが嬉しそうにしているのを見て、
まるで自分のことのように嬉しくなり、
愛おしい気持ちが溢れてきました。

思わず「大好きだよ、大好き!」と言いながら
すりすりして卵ちゃんを抱きしめていると、
なんだか視線を感じました。

ふと気になって目を上げると
小龍ちゃんたちの演奏やダンスや歌がいつの間にか
止まって、揃って月ちゃんと卵ちゃんをじ~っと
見つめていました。

月ちゃんは男の子なので
卵ちゃんを抱きしめて「大好き」と言っている所を
見られてちょっと恥ずかしくなりました。
頬を染めてどう言い訳しようかと考えていると、

小龍ちゃんの中の一人が声を上げました。
「ずるい!僕もやりたい!」と。
それを聞いた他の子どもたちも、
「私も卵ちゃんにすりすりしたいな~♪」
「僕も~」「月ちゃんだけずるいよ~」と言い出しました。

月ちゃんがいつも抱っこをしているのは、
お母さんがリーダーの月ちゃんに託した事と、
暖かく保つのにぴったりな紅龍だからです。
小龍ちゃんたちは、
卵に負担をかけないようにと我慢していました。

月ちゃんと卵ちゃんがいる場所は
いつも太陽の陽気で光って見えました。

今回みんなで音楽を楽しんで陽気が増えた事で
更に月ちゃんと卵ちゃんの周囲は
光り輝いて見えました。

そんな明るい光があふれている中で
月ちゃんが愛情をこめて抱きしめたり、
卵ちゃんに頬ずりする姿は、
見ているだけでうらやましく思いました。

その魅力的な光景に引き寄せられ、
小龍ちゃん達は我慢できずに
次々と月ちゃんと卵ちゃんのもとへ集まってきました。

月ちゃんは恥ずかしくてバツが悪かったのもあって
小龍ちゃん達の抱っことすりすりしたいとの希望に
断る事が出来ませんでした。

月ちゃんが「大好き」と言っていたことには、
小龍ちゃんたちは気にも留めず、
ただ卵ちゃんを抱きしめたくて、
みんなで交代で卵ちゃんに
ほっぺですりすりをするのを楽しみました。

「卵ちゃんにすりすりするの気持ちいい~♪」
「卵ちゃん可愛いね~」「気持ちいい~♪」
「いいこいいこ~」「早く孵化してね~」と
それぞれの子達が色んな事を言いながら
卵ちゃんを抱っこしてほほですりすりしました。

卵ちゃんは暖かくなったまま静かでした。
穏やかに皆のすりすりを受け入れているようでした。

月ちゃんは、
卵ちゃんが他の子たちに抱かれているのを見て、
大切なものを取られたような気持ちになりました。
でも、卵ちゃんを独り占めするわけにはいかないと
分かっていたので、じっと我慢しました。

それでも、危なっかしすぎて つい、
「ああっ、そんな乱暴に扱ったら、卵ちゃんがかわいそうだよ!」
「抱っこはそんな風にしちゃダメだよ、もっとこうやって!」
「ああ〜ダメダメ〜もっと優しくして〜」と、
いろいろと口うるさく言ってしまい、小龍ちゃんたちには
うざがられてしまいました(笑)。

そうして月ちゃんは心配しながらも、我慢して、
みんなが愛情を込めて卵ちゃんにほおずりしているのを
見守っていました。

その後あのんちゃんを通して
卵ちゃんの気持ちを聞いた月ちゃんは
心臓が「ドッキン💗」となりました。

自分でもよく分かっていなかった思いが
卵ちゃんの言葉で分かりました。
(僕・・卵ちゃんが好きなんだ。
家族として好きなんだと思っていたけど・・
何で皆が卵ちゃんに触れるのが嫌だったのか
やっと分かった。
卵ちゃんは僕の大事な『つがい』だからなんだ。
龍生の中でたった一人だけの
大切な僕だけの伴侶・・
やっと巡り合えたんだね!)

月ちゃんは胸が締め付けられる嬉しさを
感じていました。

その場で「僕のつがいは卵ちゃんなんだよ~!」と
大きな声で叫びだしそうなほどの喜び、
この気持ちを皆に伝えたい思いと、
家の中や外を走ったり飛んだりして
この体の熱を放出したいという思い、
色々したいことが次々に頭に浮かびました。


月ちゃんが嬉しさで舞い上がって
この後どうしようかと考えていると、
小龍ちゃんたちがニコニコしながら
やってきて、「よかったね!」「おめでとう!」
「いいなあ、僕にもそんなことを言ってくれる子がいたらなあ」と言いつつ、みんなで月ちゃんの背中をポンポンとたたいて喜んでくれました。

(小龍ちゃん達の一部は普段の様子から二人が両思いなのは
ある程度分かっていましたが見ないふりをしていたようです。
自分たちの世界を作っていたので周囲には分かりやすかったんですね^^
細かい事を気にしない子残りの一部の子
はまるで気が付きませんでしたが(笑))

そして卵ちゃんと月ちゃんが二人きりになれるように、
みんなで頷き合って笑顔でその場を去りました。

どうして卵ちゃんと月ちゃんを二人きりにするのかを
良く分かっていない小龍ちゃんもいましたが、
理解している子たちに引きずられて首を傾げながら
一緒に去っていきました。

月ちゃんは小龍ちゃん達が去っていく背中に
「ありがとうっ!」と御礼の言葉を言いつつ、
頭は卵ちゃんに(早く今の気持ちを伝えたい)という
思いがどんどんわきだしてきていました。

卵ちゃんを膝に乗せて
顔を上に向けて一度ゆっくり深呼吸して気持ちを落ちつかせ、
その後卵ちゃんに目を向けてじっと見つめると
自分のやっとわかった気持ちを
はっきりと卵ちゃんに伝えました。
「僕も卵ちゃんのこと、大好きだよ💗」と。

そしてそっと卵ちゃんに頬を寄せ、
愛情を込めてほおずりしました。

勇気を出して自分の思いを伝えて
抱きしめていると、
卵ちゃんを好きな気持ちを改めて実感して、
その愛情が抑えきれないほど溢れ出して、

息ができないほど心臓がどっくんどっくんと
脈打っていました。

愛と喜びで心が深く満たされ、
信じられないほどの幸福を感じていました。

目を潤ませながら
そっと卵ちゃんを見ると卵ちゃんが
さあ~っとピンクに染まりました。

月ちゃんの告白に真っ赤になって
照れているみたいな綺麗なピンク色。
卵ちゃんもとても嬉しいのだと分かりました。

(うっわ~・・なんて綺麗なんだろう・・)
月ちゃんは見とれて更に愛しくなって
卵ちゃんをぎゅうっと抱きしめました。

抱きしめると卵ちゃんからふわっと甘い香りが
してきました。
(何の香り?甘い香りがする・・
素敵な香り・・すごく癒されるなぁ・・)

月ちゃんは卵ちゃんを抱きしめ
甘い香りを吸い込んで
幸せを感じながら長い時間そのままでいました。

その後両想いになった月ちゃんと卵ちゃんは
ラブラブでした。
卵ちゃんを抱きしめながら、
その甘い香りに包まれると、
とても癒やされ、幸せな気持ちになりました。

卵ちゃんは
まだ孵化していなくて話すことはできませんが、
その卵の色と香りが月ちゃんへの
愛情を静かに伝えてくれていました。

小龍ちゃんたちは
再び卵ちゃんを抱っこするチャンスを狙っていましたが、
卵ちゃんと両想いになった後は
月ちゃんのガードが固くなりました。
「彼氏として彼女である卵ちゃんを他の小龍の手には渡せない」と
抱っこを許しませんでした。
(彼氏としてはかなり嫉妬深くなっちゃったみたいですね、笑)

小龍ちゃんたちには大不評で、
「え~、いいじゃんっ」「そうよ~、なんでいけないのぅ?」
「卵の時だけしか触らないのにさ~」「卵ちゃんはどう思う?
いいこいいこしてもいい?」「卵ちゃんに触りたいっ」
「卵ちゃんにすりすりしたいな~」と
ブーブー文句を言う彼らに、
しぶしぶ卵ちゃんを撫でることだけは許可していました^^

毎日ラブラブに過ごしていた月ちゃんは
卵ちゃんを抱きながら、
もっと話がしたくなる気持ちがどんどんつのってきました。

(卵ちゃん、早く孵化してくれないかな。
孵化したら、卵ちゃんといっぱい話ができるのになぁ♪)

ある日、月ちゃんは卵を優しく撫でながら、
愛情を込めて「卵ちゃん、早く孵化してね。僕、待ってるよ」と
話しかけました。
待ち焦がれていたので
早く孵化してほしい気持ちがつい言葉になってしまったんです。

すると、卵ちゃんをなでなでしていた手にふと違和感を感じました。
何故か卵ちゃんがひんやりしてきたんです。

その後にぶるっと卵ちゃんが震えました。
(急にどうしたんだろう?)
月ちゃんは急いでおくるみでくるみなおして
心配なのでぎゅっと抱きしめました。

少しの間そのまま抱きしめていると
卵ちゃんがどんどん暖まって来たのが感じられて
ほっとしました。

ぽかぽかしている卵ちゃんはそのまま静かにしています。
抱っこしたまま
月ちゃんは、
大切に守って来た卵ちゃんの異変がすごく気になりました。

そっと卵ちゃんを見つめると、
ぽかぽかの卵ちゃんが気持ちよさで眠ってしまったようでした。

月ちゃんは
卵ちゃんを愛おしそうに撫でて
その暖かさを実感して安心しました。
(卵ちゃんは今は温かくて快適そうだし、
体調が悪いわけじゃなさそうだね。
良かった♪

でも・・今は大丈夫だけど、
同じことがまたあったらどうしよう?
今までこんなことはなかったから、原因がわからないよ・・。
もし体調の問題じゃ無いなら、何か心配なことがあるのかも・・

もしかして・・僕が何かまずいこと言っちゃったのかな?
どうして急に卵ちゃんはひんやりしちゃったんだろう?)

卵ちゃんがどうしてそうなったかの
原因を考えていて、ふと気づきました。
「早く孵化してね」と言った後に、
卵ちゃんがひんやりしてしまったことに。

そこで、
「もしかして・・・孵化したくないのかな?」と
思いつきました。

孵化を待っている月ちゃんにしたら
孵化したくないと思っていると考えて
とても悲しくなりました。
(どうして孵化したくないんだろう?僕は待ち遠しいのに・・
何かが理由で孵化するのが不安なのかな?)

でももしそうなら「孵化したくないの?なんで?」と尋ねることは、
かえって逆効果になるかもしれないと感じました。

本当は月ちゃんは
卵ちゃんが孵化するのを嫌がる理由を
すぐにでも聞きたかったのですが
聞いてみたところで卵ちゃんは話せませんし、
下手に刺激したら
卵ちゃんがまた冷えてしまうかも知れません。

(もし不安に感じているなら今は、焦らせない方がいいよね・・)
聞きたい思いを我慢して、今は何も聞かずに
卵ちゃんの気持ちを優先することにしした月ちゃん。

卵は暖かく保たないといけないので
(これからは絶対に卵ちゃんが冷えないようにしないと!)と、
しっかり卵ちゃんを守るためにも
卵ちゃんに余計なプレッシャーをかけてはいけないと思いました。

(卵ちゃんが自分で孵化したいと思うまで、静かに待っていよう・・・)
卵ちゃんが孵化したくないと思っている事に
寂しさを感じつつも、
卵ちゃんの心の準備ができるのを
いつまででも待つことにしました。

今回は以上です。

月ちゃんのイメージからすると
最初の頃から柔らかくてもろい感じを感じていたようですね。
将来桃龍になる事になるのを予感していたのかも知れません。

抱っこしながら甘い香りを毎回感じているのも
とても幸せなイメージでした(*´▽`*)

百桃龍が桃のように柔らかくもろいとか甘い香りのイメージがあるのが
興味深かったです(#^^#)

あと龍の「つがい」の概念は良く分からないのですが
一度結婚するとそのパートナーと生涯共にする龍が多いのかも。

長く生きる龍は生涯独身の龍神様もいます(家の守護龍の
龍宇様もそうです)
龍としての修行やお役目で忙しくしているか
のんびり長い期間眠っておられる方それぞれでした。

ですので以前派遣を始めた
当初は神社で小龍は神様達に珍しがられました。

この当時の大人の成龍さんは
長い事生きるので結婚したり子供を持つのに焦らないので
何百年も独り身の龍もいて、
結婚しても子供を持たない龍や
子供を持っても一人だけっていう龍さん達もいて
更に女性龍の存在自体見かけるのがまれでした。

今ではあちこちで見かける女性龍さんですが、
派遣最初は(龍に女性はいないのでは?)と
思っていたくらいです(#^^#)
その後勘違いだと知りましたが
女性龍は同じ場所にまとまっていて男性龍との出会いも
すごく少なかったんです。
子育て嫌いな女性龍さん達もいました。

今は大分変化していますのでその変化を見ていて
驚くことが多いです(#^^#)

ちなみに3年前の最初の龍宇様と神様達が生み出された
派遣の子達⦅白、黒、紅(赤)、緑、青龍⦆は
全員男の子でした。
2年前の龍穴神社の龍神様を通して派遣した子達
(水、金、地、火、木龍等)からは
どんどん女の子が増えていきました^^)

最近の若い成龍さんは生まれた時から人間の感覚に近い龍が多いので
結婚や子育ても楽しそうにしています☆

ここでもう一枚追加で写真を載せますね。
月ちゃんと卵ちゃんB.jpg
これもレオナルドAIで作成しました。
楽しんで頂けると嬉しいです(#^^#)























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