「誘いの風の音」

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【台風一過】



7歳の時の夏休み
朝起きると窓がガタガタ揺れてて
母親が窓を開けると凄い勢いで
風が部屋の中に入ってきた。


一瞬台風が来たのかと思ったけど
空が快晴で特に雨が降りそうもなく
生暖かい風だけが部屋の窓から
別の窓に抜けて行った。


父親がテレビをつけると
ちょうど天気予報が始まってて
深夜に台風が来て大雨が降り
早朝台風が通過し雨が止んだらしい
ε-(・д・`;)フゥ…


この頃の俺は
夜8時に布団に入り8時半には
ぐっすり眠ってしまってて
夜の事など全く解からなかった。


その後朝食を食べて
夏休みの宿題を始めると
窓から風の音がヒューヒュー鳴り
早く外に行きたくてしょうがない


この風の音を聞いてると
快晴の青空が俺を呼んでる様で
早く外に飛び出して公園に向かい
思いっきり走って遊びたくなる。


そしてやっと1日のノルマ分の
宿題を終わらせる事が出来
急いで洋服に着替えて
外に飛び出していった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

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【芝滑り】



外に出でとりあえず
当時住んでた団地の隣にある
小高い丘がある広場に向かい
ここで遊ぶ事にした。


到着するとここだけ
もの凄く強い風が吹いてて
丘の上から走ってジャンプすれば
空を飛べるんじゃないかと思った
ヾ(*´∀`*)ノ


なので早速風を背に受け
猛ダッシュしてジャンプしてみたら
当然空なんて飛ぶ事が出来ず
そのまま地面に落下していった。


このとき空を飛べると思ってたから
着地の事なんて全く考えてなく
そのまま地面にうつぶせで着陸し
芝生をスライディングしてしまった


そして雨がありの芝生だったから
洋服がビショビショに濡れてしまい
一度家に帰ろうかこのまま遊ぶか
悩んでしまう。


悩んで出した答えは
どうせさらに汚れそうだったから
このまま遊ぶ事にして追い風を背に
またダッシュしてジャンプしてみた


そして空を飛べないと解ってた俺は
今回ちゃんと足から着陸する体制で
地面に足から降りるとそのまま
前方に滑って行ってしまう。
(∩´∀`)∩ワーイ

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【泥だらけ】



この遊びが凄く楽しくなって
強い追い風が来たら同じ方向に走り
大ジャンプして芝生に着地して
また濡れた地面を滑って行った。


すると足元から水しぶきが立ち
頭から体全体にかぶってしまって
もう完全に全身がびしょぬれで
それがとても気持ち良くて仕方ない


暑い夏の日の朝
びしょ濡れになって強い風に当たり
この事で凄く涼しくなって心地よく
もう気分が最高のハイになった!
ヒャッホ-ィ☆⌒☆⌒☆⌒ヽ(*>∀<)ノ


その後しばらくこの遊びを続け
ようやく疲れてきたから
いったん家に帰って休憩し
またこの遊びをしようと決意した!


家に到着すると母親が玄関に来て
俺を見た途端「キャー!」と叫び
「あがらずここで洋服全部脱いで
すぐ風呂に入って!」と言われた
ヒィィィ!!ε=ε=(ノ;゚Д゚)ノ


この時自分がどんな状況か解らず
脱いだ洋服を見てみると
全身泥だらけでびしょ濡れで
鏡を見たら顔や髪も泥だらけだった


そしてお風呂に入りシャワーを浴び
髪と体を綺麗に洗って出たあと
ポカポカ状態で冷房の部屋に行くと
気持ち良くてそのまま寝てしまった
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