「爆煙花火」
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小説
【打ち上げ花火】
6歳の時
父親と玩具屋に行き
花火をたくさん買ってきた。
ヾ(*´∀`*)ノ
そして夜になり
「近所の子達に夜になったら
花火大会をしよう」と約束し
花火大会をした。
男子は
ロケット花火が大人気で
女子は
線香花火が大人気だった。
ロケット花火を
全部飛ばし終わると
打ち上げ花火を発見し
みんなでやる事になった。
打ち上げ花火は
点火すると小さい球が打ちあがり
パラシュートが開くもの。
(*^▽^*)
この花火を
1個づつ点火して行き
みんなでパラシュートを取り合った。
しかしこの花火は
全部で5個くらいしかなく
全員分のパラシュートが無い。
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【筒状花火】
子供達は
全員で10人位いたから
5個しか無いパラシュートを
熾烈に争って取り合いになった。
しかし俺は
結局パラシュートを取る事が出来ず
非常に残念だった。
次にやった花火は
筒状の物を地面に置いて点火すると
火花が噴射する花火だった。
この花火は
綺麗な色の火花が空高く噴射して
見てるだけで凄く綺麗!
(´∀`*)ウフフ
花火の種類や大きさは
かなりたくさんあったけど
多分火花の大きさや色の違いで
それ以外変わった所が無かった。
火花は
凄く綺麗に噴射して
こんなに激しく燃えるのに
女子にも大好評だった。
その後は
みんな好きな花火を手に取り
個人個人で遊び始める。
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【危険な花火】
花火の中にねずみ花火があり
これに男子が点火しまくり
公園中ねずみ花火が飛び回ってた。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
しかしみんな
ねずみ花火から逃げるのが楽しくて
公園中走り回ってる。
そして俺は
ふと父親の方を見ると
ベンチで近所のおじさんと
ビールを飲んで会話してた。
どうやら近所の子達の父親が
子供を見に公園に来て
父親と飲み会を始めたらしい。
そして俺は
そのベンチの脇に
袋を別にしてある花火を
発見してしまう。
俺は
その袋をこっそり持っていき
「ここにもまだ花火あるよー」
と言ってその花火をやる事にした。
ワクワク♪_( _・∀・)_
この花火は
丸い形をしてて
上から導線が伸びてるだけの
変な花火。
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【視界ゼロ】
この時
なぜ父親が袋を別にして
ベンチの脇に置いておいたのか
まだ理由が解らなかった。
しかし俺は
そんなの気にせず
5個くらいあるこの花火を
みんなで点火しまくって行った。
そしたら
火花が出ると思ってたのに
煙のようなものが大量に出てきた!
オヤオヤ(*´゚д゚`*)
しかも
1個の花火からの煙が
尋常じゃない量噴射される。
それを5個いっぺんに
点火しちゃったもんだから
公園中とてつもない大量の煙で
おおわれてしまった。
すると
煙で誰の姿も見えなくなり
遠くから父親の叫び声がした。
(」゚Д゚)」オーイ
父親は
「おーいその花火危険だから
別にしておいたんだー!」と
煙の中から俺に向かって叫んでた。
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【爆弾花火の力】
この時俺は
やっとベンチの脇に除けておいた
深い事情を理解したが
時既に遅しだった。
そして俺の視界が
完全に何も見えなくなってしまい
かなり焦り始めてしまう。
しかし時間がたつにつれ
みんなも俺もこの状況になれ始め
何も見えないこの状況を
楽しみ始めてた
そして少し落ち着いた俺は
父親に「この花火ダメなのに
何で買ったのー?!」と
叫んで聞いてみた。
すると父親は
「買った時知らなくて
今おじさん達から花火の事を聞いて
急いで分けたんだ!」と言ってる。
この日は
風もなく穏やかな天気の夜で
煙も長時間晴れなかった。
そんな中
楽しく歩き回ってた俺は
通常の花火が入った袋がある場所に
たどり着いた。
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【諦め状態】
すると
残り少ない花火が入ってた袋に
まだ3個この煙の花火が残ってた。
|*`艸´)クククw
この時俺は
この煙状態が楽しくて
更にこの3個の煙花火に
点火してみる事にした!
俺は
「この状況で更に点火しても
もう誰も何とも思わないだろう」
そう確信できた。
そして
3個ともブックマッチで点火して
更に公園を煙だらけにした!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この状況は
15分くらい続いて
何も見えない中
動き回る事が楽しくて仕方がない。
しばらくすると
煙も少なくなっていき
父親が怒ってないか心配になり
ふと父親の方を見た。
するとこの状況を完全に諦めて
近所のおじさんとベンチで楽しく
飲みながら爆笑してて
心底ホッとしてしまった。