「走る図書室」
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【図書館】
7歳の時
当時住んでいた三郷団地に
月1回移動式図書館が来る。
この図書館は
大型バス2台で来て
そのバスの中に本がたくさんある。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
ここで借りた本は
来月の移動図書館が来る日に
返さないとならない。
バスの中には
所狭しと本が並んでて
通路も狭く移動が大変。
当時の三郷団地は
図書館が無くて
クラスの本棚にある本を
読めるだけだった。
しかもクラスの本棚は
子供達が家から持ち寄った
あまり面白くない本ばかりだった。
ショボ──(´・ω・`)──ン
それは
先生に「漫画を持ってきちゃダメ」
そう言われてたので
誰も漫画を持ってこなかったから。
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【鉄道模型雑誌】
バスが来ると俺は
いつも母親を誘って
本を借りに行ってた。
(*^▽^*)
バスの図書館は
子供向けの本から
マニアックな本まで
少数づつ揃えてある。
この時の俺は
電車が好きだったので
鉄道模型雑誌をよく借りていた。
(´∀`*)ウフフ
そして
鉄道模型のジオラマを見て
ニヤニヤしながら
感動してしまってた。
この頃の俺は
バスも都電も電車の車両と
同じ大きさだと感じてた。
しかし鉄道模型のジオラマを見て
バスも都電も
電車の車両より全然小さい事が
理解できた。
しかも電車の車両も大きさがあり
新幹線が1番車両が大きく
圧倒的に長くて
猛烈に好きになってしまった。
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【宇宙の本】
移動式図書館で借りる
好きな本の中には
宇宙の事が書かれてる本も
大好きだった。
宇宙の本と言っても
大人向けの難しい本じゃなく
子供向けの解りやすい本。
ウフフ♪(。-艸・。)
宇宙の本を借りた俺は
2ページにわたり
キラキラ光る星を眺め
目をキラキラさせて嬉しくなった。
この頃から俺は
ピカピカ光るパリピの物が大好きで
星を見ているだけで何だか安心した。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そして俺は
この本を見て生まれて初めて
太陽系の星に
並び順がある事を知る。
しかし
本で星の並び順まで覚えられず
これを覚えられたのは
アニメのゴッドシグマの歌だった。
ゴッドシグマのエンディングの歌で
「水金地火木土天晦冥」
という歌詞を2回繰り返すので
この歌で星の並びを覚えた。
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【偉人の歴史】
俺が好きだった本に
歴史上の人物の一生が書かれた
子供向けの本があった。
この頃の俺は
歴史上の人物なんて全く興味なく
そんな人どうでも良かった。
( `,_・・´)フンッ
でもある時
クラスの本棚にこの本があり
退屈だったので読んでみた。
すると
偉人が歩んだ人生の事を
この本で知る事が出来て
他人の人生観が面白かった。
それから少しづつ
偉人の人の本を借りて読み
どんな生き方をしてきたのか
興味を持つようになる。
しかし知れば知るほど
とても真似できない生き方で
奇人変人としか思えなかった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
しかし彼らにとっては
これが普通なのかと感じ
全く別世界の人間に思えた。
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【人体の本】
クラスの本棚には
移動式図書館で借りた本が
たくさん並ぶようになっていた。
ウフフ♪(。-艸・。)
そのせいで
1月ごとにクラスの本が
総入れ替えされてしまい
今まであった本がほとんど残らない。
ずっと本棚にある本は
きちんと購入した本が残り
凄くボロボロになってる。
長い期間本棚にあると
どんどん読みつぶされて行き
読めないほどにボロボロになる。
俺も家に「人体の中」と言う
読まない本があったので
クラスの本棚に入れておいた。
(ФωФ)フフフ・・・
しかしその本は
みんなにとって凄く怖い本らしく
読み始めると恐怖のあまり
本を投げられてしまってた。
「なら読まなきゃ良いのに」
そう思ったけど何故かみんなは
俺の本を恐いもの見たさで見て
毎回恐怖で本を投げられてた。