【競馬】遺伝を考える サンデーサイレンスとステイゴールド親子【家族】

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今日はまたお馬さんのお話になります。

競馬の世界では、繁殖牝馬は約10年間ほぼ毎年連続で仔馬を産みます。種牡馬は、1年間で100頭から200頭に種付けするようです。種牡馬になれるのは5%以下と競走馬として成績を残せた馬だけの狭き門ですが、それにしても牡も牝も大変な仕事・・・。人間では命式を確認できるのは、せいぜい2代前くらいなので、競馬は世代交代が早いこともあり、どこまでもさかのぼれる競走馬の血統を辿って命式における遺伝を分析するのはなかなか面白いです。

私の好きなYou Tube「仔馬カメラ」さんで、推しの母馬スカーレットテイルの仔馬さんが無事生まれました。スカーレットテイルの24♂はゴールドシップ産駒。幼名はコルシ君。生まれる前から、ゴルシ仔だし芦毛への期待も高く、何色かで盛り上がっていましたが、生まれてきた仔は黒い男の子。まさかの曽祖父サンデーサイレンス似。幼名は"コルシ"君に決まりました。芦毛かどうかはまだ分かりませんが、こんなエモい隔世遺伝があるんだね?ってことで、サンデーサイレンス→ステイゴールド→ゴールドシップ→コルシ君の流れで遺伝を見てみましょう。

・サンデーサイレンス♂
アメリカで生まれ、種牡馬となってから日本にやってきたサンデーサイレンス♂(SS)。SSさんは幼少期から生死を彷徨う大病を患ったり、黒くて見栄えしない見た目故に牧場関係者に毛嫌いされたり、生死を彷徨うほどの病気をしても獣医から見放されたり、地味な外見と血統の為に買い手がつかなかったり、大事故に遭って大怪我したり・・・過酷な生い立ちで苦労が絶えなかったけど、競走馬としても種牡馬としても大成し激動の生涯を生きた歴史的名馬。
日本競馬界ではディープインパクトやステイゴールドなど子供達が更に競馬界に伝説を残し、SSファミリーは一大勢力となりサンデーサイレンス系と呼ばれています。気性が荒く、扱いづらい馬と言われ、その気性難は子孫にも遺伝している模様。
数奇な運命を辿った馬ですので、生まれ時刻に魁ごうを持ってそうだと思ったのですが、この日生まれに魁ごうの生まれ時間はない。うーんそうですね・・・例えば19:00-21:00の間に産まれれば、必ず競馬界で成功し、名声を得る命にはなりますけど。まぁ、生まれ時間はわからないのでなんとも。ただ、生年月日だけでも生き方として、一蓮の存在になることが約束されている馬でした。海外の星も持っていますから、外国に行くと運が開けるところもあるので、日本に来たのも良いご縁。
SSはプライドが高く、頭は非常に切れます。内面はとても真面目だけど、外面として現れる個性は一匹狼でもあり、感性が鋭く他者にキツイ印象を与えます。内面と外面が正反対の星で並んでいるから、常に心の中で矛盾と葛藤しているような印象を受けます。性格に攻撃性と高い感性を持っており、正しい自分ルールがしっかりあって、感情を抑えられないと問題を起こしやすい生き方をします。恵まれなかった幼少期の生い立ちの影響もあるでしょうから、気性の悪さは環境面の複合的要素もありそうです。

・ステイゴールド♂
SS産駒のステイゴールド♂(ステゴ)は、1着よりも2着が得意という、あと一歩のもどかしさから不思議な人気を博し、引退レースとなった香港で日本生産馬として史上初となる優勝を果たし、堂々と種牡馬入り。父のSSも気性難ですが、ステゴ母も気性が荒かったよう。両親からその気性は受け継ぎ、常に怒っているような馬だったそうで。
生き方として、結構誤解されやすいところがありますが、自分スタイルにこだわる勝負師です。愛嬌を感じさせる雰囲気を持ってますので、勝てなくても愛されたのは、どこか憎めない可愛らしさがあったからかと。競争意識も強いですが、感受性が強くデリケート。パニックになりやすいところもあるので、それが怒っているように見えていたかもしれませんね。常に効率の悪さというのが付き纏う生涯でもあり、取り越し苦労をしやすく、チャンスを逃しやすい性格なので、レースは常に2番手というのは、だからかなぁと思います。競争意識が強いから勝ちたかったと思うけど、彼にとっては自分独自のスタイルで走れることが一番大事だったのでは、とは思います。
オルフェーヴルやゴールドシップなどのお父さんですね。こちらも子供達が大活躍し、今や”ステゴ一族”と呼ばれるほど、有名一家となりました。

SSとステゴは正直全然似てない印象です。かといって、母ゴールデンサッシュにも似ていない。母父ディクタスまで遡ってみたけど、全く似てなくもないけど、そこまで似てない。どっかのご先祖様からの隔世遺伝ですね。
SSとの唯一の共通点は、本質を表す場所にSSは「正官」という星があり、ステゴは正官の裏に当たる「偏官」があります。こういう表裏の星が遺伝することはありますね。表裏一体ですから。しかも、SSは正官を3つ持っており、同じ星を2つ以上持つと、真逆の星の性質の方が現れやすくなりますので、SSの正官は、ステゴと同じく偏官気質も持っていることになります。
「正官」は品行方正、大組織、潔癖、出世、名声などを表し、「偏官」はアンダーグラウンド、サムライ、漢気、喧嘩っ早い性質を表しています。「偏官」の要素が強ければ、喧嘩っ早い荒い気性は持つことにはなりますが、それが同表面に現れるかは性格だったり、外面に持つ星の特性などで変わります。
どちらかというと、SSはプライドの高さと繊細さ故の攻撃性、ステゴはそもそも喧嘩っ早いのと、ビビってパニックになってキレてただけ、みたいな感じがします。同じ気性難でも理由が違いますね。ステゴはなんか可愛い感じ。

長くなりそうなので、ゴールドシップとコルシ君はまた次回。

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