老人ホームでコロナ発生

記事
コラム
前回コロナが発生しないように努力し頑張っている老人ホームについて
書かせていただきました。

ぜひ下記の「老人ホームはコロナで崩壊危機」を読んでから今回の記事を読んでいただけると幸いです。





本日は、コロナが発生してしまった老人ホームについて書きたいと思います。

コロナの感染力

コロナが老人ホームで発生しないように細心の注意をしていますが、
敵は目に見えないウイルスです。
そして介護スタッフは、電車で通勤していますし生活を営んでいます。

正直、老人ホームでコロナが発生するのは、時間の問題です。
実際にテレビのニュースでは、老人ホームでクラスターと報道されています。



老人ホームにコロナの危機が迫ってくるとき
それは、ご入居者様でも介護スタッフでもありませんでした。
介護スタッフの家族の体調不良。
これが最初でした。
介護スタッフの家族の陽性が判明したときには、
介護スタッフ本人、そしてご入居者様2名が熱を出していました。

そうです。
もう陽性が分かったときには遅いのです。

そこから居室での隔離対応になりました。
検査を実施しスタッフ含め3名の陽性を確認。

全ご入居者様の居室隔離という判断をすることとなりました。

スタッフ全員とご入居者様全員の
PCR検査を行うことになります。
その結果、陽性のご入居者様2名を確認しました。

(この時点でスタッフ1名、ご入居者様の感染4名です。)

しかしこのとき、陰性なのに咳をしているご入居者様が4名いました。
恐ろしいですよね。
これが前回も書いた疑陽性です。
疑陽性とは、「陽性の疑いがあるものの検査結果的には陰性」のことです。

その予想は的中します。

検査結果がでた次の日には、熱が出始めていました。
その後もう一度検査した結果、陽性がでたのです。
(この時点でスタッフ1名、ご入居者様の感染8名です。)

医療崩壊

コロナの陽性がでたご入居者様は、一刻も早く入院してほしいと、
介護スタッフ、ご家族様は思っていました。
しかし現実は残酷な状況でした。

入院を受け入れてくれる病院が見つからないのです。

陽性のご入居者様が老人ホームにいるということは、
感染リスクが一向に下がらないことを意味します。
他のご入居者様、介護スタッフがずっと感染リスクにさらされるということです。
これはかなり危機的な状況です。
老人ホームは、重篤化するリスクの高い高齢者が住んでいる場所です。
そして病院と違い感染症への理解も対策する器具も揃っていないのです。
感染しないことを祈りながら細心の注意をはらいケアを行うしかありませんでした。

命の選別

保健所や多くの人に支えられて陽性のご入居者様は、入院することができました。
しかし入院が決まっていく中でこんなことがありました。
陽性のご入居者様の中で病院から受け入れが難しいと言われた方の特徴です。
その特徴とは、「認知症」のご入居者様です。
Aさんは、認知症で熱が高く咳もしていましたが徘徊をする傾向がありました。
Bさんは、熱は平熱で軽い咳のみでした。
この2人。最初に入院が受け入れられたのは、Bさんでした。

病院側も医療崩壊しておりAさんの対応ができないと判断したのだと思います。
本当の理由はもちろん分かりません。しかし現実にこのようなことがあるのです。

その後スタッフの感染、ご入居者様の感染が、数名発生して
最終的には、スタッフ3名、ご入居者様9名の感染になりました。



収束するまで


入院したご入居者様が病院から退院してくるとき、
それは陰性になった時だと思っていました。

しかし帰ってくるときそれは

陰性にはなってないけど、おそらく感染する力はないレベルになった状態です。

PCR検査は、コロナウイルスの死がいにも反応してしまいます。
そのため陰性とでるためには時間がかかるのです。
病院は、ベッドを開けて新しい患者を受け入れるため、
陰性になる前に退院させる判断をするのです。

そのため老人ホームとしては、退院してきてからも居室での隔離をするか
どうかの判断を迫られます。


一度老人ホームでコロナが発生してしまうと長期に対応をすることになります。
感染していないご入居者様のストレスや脚力や認知力の低下は計り知れません。
しかしコロナに感染することは、高齢者にとって命に関わります。
どちらも見過ごせない難しい問題です。
そのバランスをどうとっていくのか。
考えていきたいと思います。

福祉関係者や医療関係者は、日々コロナと戦っています。
読んでくださった方もコロナと戦っていると思います。

少しでも早くコロナが収束することを願うばかりです。



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読んでくださりありがとうございました。

悩みや不安、コロナについてなどご連絡お待ちしております。




※このブログは、実体験をベースにしてフィクションを混ぜて書かせていただきました。ご了承ください。


私のブログでは、日常生活が豊かになる心理学の学びについて
できるだけ分かりやすく日々書いています。

すこしでも皆様の日常が幸せなものになるよう
今後もブログを書いていきたいと思います。

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シロの簡単な自己紹介
まじめ(自分ではそう思っていません笑)
内向的(でもリーダーなどの役職を周りから推薦されます)
優しい(周りからは、仏のようだと言われます)
マメ(何事もコツコツ取り組みます)

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