他人を裏切ること

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人間関係は、自分一人では成り立ちません。

当然といえば当然ですが、自分の利益と他人の利益

お互いの利益(幸福)をどこまで追及するのか、
とても悩ましいことだと思います。

お互いに最大級、幸福になることが一番素晴らしいことですよね。

今回は、有名な心理学の実験をご紹介

囚人のジレンマ


囚人のジレンマとは、
囚人Aと囚人Bが自白するか黙秘するか、お互いの行動によって懲役年数が決まる。
相手が協力するか非協力なのか分からないことによっておこるジレンマ。

①AとBがお互い黙秘した場合懲役が2年。

②Aのみ自白した場合Aの懲役が1年 
 Bの懲役が15年

③Bのみ自白した場合Bの懲役が1年 
 Aの懲役が15年

④ABどちらも自白した場合懲役10年
 としたのである。

名称未設定のアートワーク 8.PNG

日本では考えられませんが、
アメリカでは司法取引が行われているため、
このようなことが可能でした。

お互いは、相談することができないため
お互いにとって一番利益になる黙秘を続けることができるのか分からないのです。
お互いに自分だけの利益を追求しようとして自白すると大きく懲役を伸ばしてしまうことになります。

あなたならどうしますか?

黙秘を続けますか?それとも裏切りますか?



日本での研究


この研究は、日本でも形を変えて行われています。

2人は500円持っています。
相手にその500円を渡すと実験者が1000円に
そのお金を増やして相手に渡すというものです。
もちろんお互いに相談はできません。

①AとBがお互いに500円渡す
AとB両方とも1000円になる

②AのみBに500円渡す
Aは0円、Bは1500円になる

③BのみAに500円渡す
Aは1500円、Bは0円になる

④AとBお互いに渡さない
AとB両方とも500円のまま

名称未設定のアートワーク 9.PNG


みなさんはどうしますか?

信じてお金を相手に渡しますか?




研究の結果は、56%の人が相手を信じて渡すようです。

多いと思うか少ないと思うかは人それぞれです。

個人的には、もう少し信じてほしいと思いました。


この囚人のジレンマの考え方は、
普段の人間関係にも応用することができます。

相手に協力するか協力しないか

どちらが最善の選択なのか

気になりますよね。

次回の記事で書きたいと思います。

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読んでくださりありがとうございました。

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