自分自身が受け入れられない

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コラム
自分は他人より精神的に弱くストレスを受けやすいのだと理解はできても思うようにコントロールすることが困難でした。学校に行くとき、部活での大きな大会のとき、卒業式や何かじっとしていなければならない空間にいるときなど緊張してしまう場面がたくさんありました。内服薬でどうにか症状を抑えていますが、大きなストレスにぶつかったとき再びパニック症状は引き起こされます。病院に行ったからと言って完全に治ったわけではないのだとそのとき思いました。さらにこの病気にかかっているというコンプレックスさえも覚えてきて次から次へと不安な気分は変わらない状態でした。他人にもこの病気のことは理解してもらえないのだと決めつけ、友達や家族にも話さないことにしていました。将来どうなってしまうのだろうと日々思いました。神経質に加えて適応障害という病気になり、悶々と不安は募っていくばかりでした。どうしても前向きにはなれずびくびくしていたと思います。

 新しい環境に慣れる大変さ

人間だれでも新しい環境にさらされるとストレスを感じるといわれます。特に私は、人一倍敏感な性格でした。高校を無事卒業して新たに看護学校への入学が決定しました。

慣れないスーツを着て始業式へ。友達は0人で回りは30~40歳ぐらいの社会人の人が多かったです。最初は、ずっと緊張していました。年の離れた人と接したり、看護という新しい分野の勉強をしたり…。最初の1か月は本当に大変だったです。授業も1コマ90分と長く、それを午後の4時30分まで周りの友達はアルバイトをしたり遊びに行ったりしていましたが私は、とてもそんな気分ではありませんでした。必死に勉強したり、環境に慣れることで精一杯でした。学校生活や慣れない車の運転で緊張してストレスを貯めこむことがあったので、自分なりに休みの日は好きなこと(ゲームしたり、中学時代の友達と遊ぶ)をしてうまくコントロールしようとしていました。しかし、几帳面で真面目な性格があだとなり遊ぶ=悪いことと勘違いしていた私はひたすら机に向かって勉強をしていました。おかげで赤点はとらず、周りのひとにもよく勉強ができると評価してもらえました。ちゃんとやることをやれば不安感もまぎれると思っていましたが裏腹に不安という負の感情に押しつぶされることもありコントロールが難しい状態でした。



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