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抗不安薬と抗うつ薬による副作用

SSRI(選択的抗セロトニン阻害薬)商品名ジェイゾロフトという抗うつ薬とジアゼパム(セルシン)、ソラナックス(ベンゾジアゼピン系)という抗不安薬による薬物療法が開始しました。ジェイゾロフトの効果は以下のようになります。

シナプス前のニューロンから放出された神経伝達物質セロトニンはシナプス後ニューロンにあるセロトニン受容体に作用する。シナプス間隙に貯まったセロトニンは、セロトニントランスポーターにより再取り込み(吸収)され、再利用される。うつ状態にある人はシナプスにおけるセロトニンの濃度が低下し、セロトニン受容体にセロトニンが作用しにくい状態となっているという仮説(モノアミン仮説)がある。SSRIはセロトニンを放出するシナプスのセロトニントランスポーターに選択的に作用し、セロトニン再取り込みを阻害する。このことによって結果的にセロトニン濃度がある程度高く維持される。 (wikipediaより引用)

 簡単にいうとセロトニンという物質を再吸収することでうつ症状が改善されるということになります。正直言うと自分もよく理解していません(笑)。詳しくは専門書を読んでください。

副作用については5‐HT₃受容体刺激によって悪心・嘔吐、性機能障害、下痢などの副作用症状が出現します。私は、特に悪心・嘔吐の副作用に苦しみました。

副作用を抑えるために、モサプリドクエン酸塩(ガスモチン)という薬も併用しました。

セルシンとソラナックスは、ベンゾジアゼピン系(中間期)の薬です。

 大脳辺縁系(扁桃体や海馬)、視床下部に作用し、情動反応や覚醒をもたらす刺激伝達を抑えて睡眠に導くとされる。(医学書院 精神看護の基礎 精神看護学①P192より引用)

 睡眠薬であり、不安感を軽減したりする内服薬です。副作用は、眠気・めまい・ふらつき、口渇などですが、自分にとってそれらしい副作用は生じなかったです。というより、緊張や焦燥感などで交感神経が優位になって興奮状態にあったと考えられます。

セルシンはソラナックスで聞かなかった場合のみの頓用で使用していました。効果・副作用は同じような感じです。

これらの内服薬開始時は、ちょうど再実習の真っただ中で、非常につらい時期でもありました。薬によるパニック発作や不安症状は落ち着いたのですが、このジェイゾロフトという薬の副作用が強く、トイレでよく吐いていました。体が慣れるまで二週間ほど時間がかかると医師に説明され、根気よく飲み続けました。患者さんの中のは副作用がつらくて中断してしまう方もいるみたいです。

これ以上悪化させてはいけないという思いと早く実習を終わらせたいという気持ちがつよかったおかげでなんとか両方乗り切ることができました。病気について学校の先生や同期の友人が支えになってくれたおかげで再履修を終えることができました。

ここで留年となっていれば自分は看護師としての希望を捨てていたかもしれません。

本当に感謝しかありません。
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