【やりがい(替え歌シリーズ)】

記事
コラム
 私自身もそうだが、人間は誰しも「やり
 がい」を必要とするものだと思っている。
 この「やりがい」が満たされないことも
 立派なストレス要因になり得るのである。
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 職場のストレスの原因には、「作業内容
 と方法」「組織」「物理化学的環境」が
 ある、ということは、メンタルヘルスを
 学んだ人なら先刻ご承知で、仕事の負荷
 が大き過ぎ少な過ぎ・長時間労働・役割
 や責任が不明・個々の技術や技能が活用
 されていない・単純作業ばかり・従業員
 に自由度や裁量権が殆どない・管理者や
 同僚からの支援や相互交流がない・意思
 決定に参加できない・昇進や将来の技術
 や知識獲得の情報がない・重金属や有機
 溶剤等への暴露・好ましくはない換気や
 照明や騒音や温熱・好ましくはない作業
 レイアウトや人間工学的環境、がそれだ。
 身体的な健康に影響する要素だけでなく、
 「やりがい」を奪われる、精神の健康に
 影響する要素が相当数含まれているのが
 分かると思うが、私の経験から言っても、
 仕事の負荷が少な過ぎ・自由度や裁量権
 が殆どない・管理者や同僚からの支援や
 相互交流がない・職場の意思決定に参加
 できない・昇進や将来の技術や知識獲得
 の情報がない、というのは精神的に相当
 苦しかった、以前の職場の私の部署では、
 再々要請したのにも関わらず、私だけが
 各種会議に参加させてもらえず、会議の
 間の一人で取り残されたような惨めさは
 今も心の奥深くに傷として残っているし、
 ただでさえ負荷の少ない業務の中で私が
 絶対に知っていなければならない情報を
 上司が私に渡さなかったり、詳細は近々
 話すが、ある同僚の女性が今の担当者の
 私が在席しているのに前に担当していた
 から自分でも構わないという理由で私に
 かかってきた電話に勝手に対応して事後
 報告もせずに私の眼前で別の同僚にその
 話をするという酷い存在無視があったり、
 挙句、契約最終年の初頭に、一定の評価
 基準を満たしていれば地域限定型正社員
 になれる、という話があったのに、私に
 その資格があるという説明を上司が私に
 しなかったために、正社員になる機会を
 逸し、年末で契約終了になったのだった。
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 こうした数々の苦い体験を重ねたことが
 私にメンタルヘルスケアが如何に大切で
 あるかを痛感させ、今、私は、メンタル
 ヘルス指導員の資格を取得するべく勉強
 を続けている。現在の職場では、仕事に
 対してのポジティブで充実した心理状態
 である「ワーク・エンゲージメント」や
 自発的治癒力(「精神的回復力」とも訳
 される)を意味する「レジリエンス」等、
 人間のポジティブな側面に焦点を当てた
 考えが注目されており、これらを高める
 心の健康教育がメンタルヘルス指導員に
 求められる。ワーク・エンゲージメント
 の3要素(活力・熱意・没頭)が充分で
 あるために、また、レジリエンスを構築
 するために、私が遭ってきたような目に
 誰もあってはならない、というのが私の
 自論であり、各人が各々の強みや長所を
 発揮し、人生をより充実させていければ
 いいと思っている。それ故に、いつ今の
 生活が崩壊するかも知れないという危険
 含みでカウンセラーであろうとしている。
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 やりがい
 (「ふれあい」の替え歌)
替え歌11.jpg
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 御閲覧、心より感謝申し上げます。

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