会社では教えてくれない営業術 103 初めての管理職② 平等に対応しよう

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ビジネス・マーケティング
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & Rの坂山一哉です。

今日は初めての管理職②
テーマは
「平等に対応しよう」です。

私が管理職になり、メンバーを持ったのが41歳の時。
メンバーの数は14名からのスタートでした。

年上が4名、同年代が3名、30代が5名、20代が2名と
年代もバラバラでした。

そもそも上長になる前には、彼らと同僚として働いていたのです。
なので全員が気心しれた仲間。

なんとかなるだろう!っていう気持ちがありました。
がしかし、これが大きな失敗につながりました。

どんな失敗かというと・・・

今まで一緒に仕事をしてきた仲間。
先輩達や同年代のメンバーは、当然何も言わなくてもやってくれるだろうって思っていたので、指示は少なめでした。

逆に年が若いメンバーには指示をしなければいけない!って意識が強く、
若いメンバー達ばかり指示を出していたのです。

するとある時あるこう言われました。
「所長は差別していますか?」って。

なんでそんなことを言われたのか全くわかってませんでした。

メンバーが言うには、
「先輩方にはほとんど指示をしないで好き勝手させている。
 なのに我々には指示ばかりしているじゃないですか!
 それって差別ですよ」って言われたのです。

私には差別をしているなど意識を全くしていなかった。
それどころか、年上の先輩は経験もあり、当然やるべきだと私の中で思っていたのです。

だから先輩には指示を出さなくても結果を出すもんだ。
結果が出ないのなら、評価は低くなるのは当然!って思ってました。

でもこれが大間違いでした。
年上であろうが、年下であろうがメンバーは部下です。

だから指示を出すなら同じ指示を出さなければいけません。
年上だからやるのは当然だというのは、単なる私の思い込みに
過ぎないのです。

メンバーから差別をしていると思われたこと。
とてもショックでしたが、これは至極当然のことでした。

上長の指示は年上も年下も関係なく、彼らから見たら、上長は私一人なのです。

だから指示は同じでないとダメなのです。
同じ指示の中で、仕事の中身に変化をつけること。
これはそのメンバーの立場や経験で変化をつけても大丈夫です。

初めて上長になったら本当に緊張もするし気も使います。

でも指示は絶対に全員に平等にする。
これは忘れないでください。

ではまた次回をお楽しみに!

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