会社では教えてくれない営業術 21 メンバーが勝手にやってしまった時

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ビジネス・マーケティング
こんにちは
Office M & R
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント坂山一哉です。

管理職を長く経験しているといろいろなことに出くわしますよね。
今日はメンバーが誰にも相談せずに、自分の判断で交渉し、大きな失敗をした時のことです。
入社3年目のあるメンバー、必死で営業活動をしていました。
でもこの3年目が一つの分岐点ではないでしょうか?
仕事にも慣れ、後輩も出来、かなり自身も持ち始めて頃です。
その時もそうでした。
顧客の要望に「大丈夫です」「やります」って答えちゃったんです。

会社に戻ってきて、私に報告。
それは会社にとってはコンプライアンス違反でした。
違反の内容はここでは控えますが、当然顧客は大怒り!
一緒に謝りに行きました。
さて、こんな時上司としてどうしますか?
若い頃の私は、「何故こういうことしたんだ!」「なんで勝手にしたんだ!」「何を考えているんだ!」って怒っていたんです。
でもある時メンバーに言われました。
所長は我々の意見は聞いてくれない!ってね。
そう、私は言いたいことばかりを伝えていました。
何故私が怒っていたか?
上司に相談せずに勝手にした!とか、どう責任をとるんだ!とか、謝りに行かないとあかんやん!とか、もっといえば俺に恥をかかすなよ!って私自身の感情だけだったと思います。
でもメンバーに聞いてくれないって言われた時、メンバーのこと、本当に聞いていないな!
そういえば、メンバーのこと知っているのか?って思いました。
それからは、何故そういうことをしたのかを聞き出し、それが何故正しいと思ったのか、それが何をもたらすか、など一緒に考えるようにしたんですよね。
そうするとね。メンバーの顔色変わってきましたよ。
俺のこと見てくれている。理解してくれているってね。
ここで大事なこと。
「理由を聞く」ではなく、「理由を聴く」に徹しましょう。
メンバーは必ずついてきますよ。
ではまた次回楽しみにしてください。


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