【幸せとは何か】うつ病が家族を変えていく。

記事
コラム
2022年1月
私たちは、大家族(夫・妻・長女・長男・次男・三男※妊娠中)です。
私たちのように、家族でうつ病を抱えるパートナーをお持ちの方は多くいると思います。
その中で、病気がきっかけで家族の関係・生活・接し方など多くのことが変わっていくことがわかりました。
下記に私の実体験を少しまとめました。
共感いただける方いましたら幸いです。

《変わっていく。》
最初に異変があったのは5年前の冬でした。
妻が長女を出産し、3人で暮らし始めて1年が経過しようとしていたころです。
私は、仕事で平日の昼間は家にいない状態で、妻と長女で過ごしていることがほとんどの状態でした。
1人目の子供で不安なことが多くあったでしょう。
少しずつ妻が落ち込んでいくのがわかりました。
そのうちに、夜に一人で散歩など行くようになり、少しずつ悩みの相談を受けることもなくなりました。
私は、悩みを打ち明けてくれない状況を少し気楽にとらえていたのかもしれません。
土日は私が仕事が休みで、なるべく出かけるように心がけていました。
出かけているときは、妻の心も明るくなり笑顔も多く会話も多くなっていることは感じていました。
また、なるべく生活に変化を取り入れるようにしていたつもりでした。
そんな中、仕事の都合で転勤のタイミングがあり、知り合いのいない土地に引っ越すことになりました。
(大きなターニングポイントとなります)

引っ越した先で、新しい生活が始まります。
そこでも、なるべく休日や帰宅後に少しずつでも自宅内に変化を入れようと皆で努力しました。
家具のレイアウトを定期的に変えたり、週末はドライブに泊りがけで出かけたり、好きな温泉なども沢山行きました。
ですが、なかなか妻の気持ちは改善せずついに通院することにしました。
大変だとは思うが、通院することで少しずつ良い方向に向かうと思っていました。
(これが大きな間違いでした)
このころには、長女に大きな声で怒鳴ったり、手を上げるなどひどい時は、長女を一人自宅に残して一人になると言い、私が仕事中に出ていくこともありました。
死にたい。
妻がその当時よく言っていた言葉です。
子供を自宅に一人残して出ていくなどあってはなりません。
でも、それほどまでに心が壊れてしまっていたのだと思います。
何がきっかけで人の心が壊れるかはわかりません。
どこにスイッチがあるかもわかりません。
絶対といえることがあります。
それは。
子供には絶対に同じ苦しみを与えてはいけません。
私は、妻が環境の変化や最初の子供で多くの不安と戦い、日々の生活を送っていたことを知っています。
でも、心が壊れてしまうほどの苦しみを抱えていることを想像できませんでした。
私以外の多くの方も、パートナーが病気となり始めて気づくことが多くあると思います。
私は、後悔が沢山あります。
妻がうつ病を発症して6年目。
現在も毎日後悔しています。



《最後に伝えたいこと》
少しずつ心は変化します。
大きな変化はありません。
少しずつ少しずつ心を壊します。
1日1日を大事にしてください。
症状が進行して、取り返しのつかないことにならないように。

私の経験を体験談を含めて多くの困っている方々の力になれることを祈っています。
乗り越えましょう。
※頑張ろうとは言いません。(もう十分頑張っているからです。)


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