生成AIのアイデアが評価されたがこれは夢か幻か?

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ビジネス・マーケティング
リアルです。生成AIで明らかに出したものが評価されアイデアコンペに当選されていました。性質上アイデアも確認出来たのでこれはなかなか面白い事案だと思って少し考えてみました。

結論

結論としては、以下のとおりです。

・生成AIアイデアをそのまま使うことは僕は推奨しない。結果的にそれがまかり通るならば全体のアイデアの質が下がる。または30点(僕の生成AIアイデア自体の評価)がそのままクライアントが認めるような質の低いコンペとなっていく。(例えば、販促会議なんてコンペがあるんですが、ここが生成AIどうかは今年は明記するかもですね。仮にこういうところで、生成AIそのままのアイデアが評価されるとはとても思わないのですが、仮になったら、それをそのまま出すコンペになるので、運営に支障が出ると。かつアイデアもレベルが低いので、人間が考えてねとなるのですが、それを守るかどうかはいたちごっこで、ここからため息が出てくるわけですよね)

こっちでも書いていますが、AIを使って人間の学びが促進するのであればいいのですが、この「まんまアイデア」だと人が学んでないですよね。例えばクライアントが気づけば終わるし、クライアントはあえて高いお金を払って(ここではコンペ依頼費よりも、月額3000円程度のChatGPT4を出したほうが安ければそれでいいので、そこはまあそのうち消えるのかなと)出す意義がなくなると。

学びがなければ人はそのまま成長しないので、より低い、正確にはAIレベル以下30点以下の世界で人間は学習しない世界となっていくと。まあ僕はやですよね、それでいいって人もいるかもしれないですが。



・生成AIを使っていいのは、アシストのみ。それは、色々言っていますが、対話として人間が刺激材としてAIの問いかけやアウトプットを使う程度であって、本体である主は人間となる。

例えば、
とかで視点移動を強制的とか、見つけられてないところを出すなら、刺激材ですね。

アイデアマンはどうしていくのがいいか

まず僕の立場です。まあ、こういう生成AIで取れちゃったケース、まんまアイデアということですが、今でもあるんでしょう。僕が目にしたケースは初めてだったので、クライアント側も問題かなとも思います。

が、責められるのは、提案側だろうなと。そして、この提案者の批判ではないんですが、仮にそれでうまくいくとしても、30点までしかいかないもので取れる世界はある種前借りに近いと思うんですよね。おっと、ここで僕がこのコンペに対して参加者であって普通に負けた(笑)ことも明記しておきます。まあアイデアが微妙だったのでそれで「負け惜しみ」と思われてもしょうがない立場なので。だから「使うな」という主張でなく、使うのはアシストのみでってことですね。

アイデアマンであれば、思考することでアイデアを出します。身体を使って、取り入れ観察してアイデアを考える。それだけです。シンプルにはそれだけなので、生成AIを仮に使っても、先の視点補助、何かヒントくらいです。問いかけでオラオラするのはわりと実践でいいのかなと。僕は対話的といっていますが、これらは普通に人間が疲れます。疲れるとは、思考するから正しい反応です。疲れないアイデア出しってなくて、それはその時点で考えてないだけです。

考えてないのにアイデアは出てくるわけではないんです。それは、「AIが出したアイデア風」なものでしかない。アイデアにするには人がそこで対話して考えてまとめてく、人の手が入る必要があると。

というわけで、アイデアマン的にいえば、淘汰されるだろう案件です。アイデアマンがそれをやったらおしまいという世界でもあります。一方で、30点でいいのでそれで評価するならばそのままでもいい。ただそれも、アイデアマンの信条というか、アイデアマンでなくても矜持であるとか、なぜそれを考えてどうするか。シゴト哲学が問われる気がします。

それに答えられないなら僕はやらないほうがいいですよって感じですね。

駆け出しのアイデアマンは使うべきか?

これはおすすめしないです。本当に。要は出してくれる楽さからそれがアイデアだと思ってしまう。なので、仮に使っても誰かのサポートがある、それはアイデア出しに関してアドバイスや色々指導があるケースならOKです。まあそういう先輩に100個アイデア出して、AIで出しましたでは「やったことにならんよ」で跳ねられると思います。まともな会社ならです(笑)

使っていいのは、思考を手助けするという意味でです。AIのアイデアを評価できるかどうかですし、それってまあ頑張ればできると。ただそれができないならやるべきじゃないなあと。

正解なんかないので、なんでもいいやは雑ってことです。正解がないからこそ、考えるのがアイデアかなと。

シゴトってそんなもんじゃないか?もあり

適当でいいので出したらそれでお金もらえる。楽ちんですよね。それでいいかどうかは、悪魔と天使みたいな話で。

ただ、極端でもなく、僕も近しいことをいっています。つまり、自分がそれほどでもないけど評価してくれることをシゴトにしたらいいと。これはありです。ただ、AIまんまアイデアについては、それ自分で出してないですよね?(ここでプロンプトが自作だというのはありえるんですが、再現性の部分で確実に同じものが出るわけではないこと、また創造は僕の感覚でも知見でも、明らかに苦手なので、創造させるのはそもそも間違っているという理解)ので、プロンプト作ったのが苦労したは、苦労とか努力の方向がいわゆる「間違っている」ケースかなと。

そのうえでですよ、そういうのでいいんだよといえばもうそれまでです。僕は嫌だなというところです。そして、仮にそういうまんまアイデアがまかり通る世界はまあなんかつまらないし、面白くはないので、仮にそういう世界が跋扈したら、違うことするかもしれません(笑)

少なくとも自分が嫌なことはしないほうがいいでしょう。それを身体的に思うか。逆をされたら怒るかどうかはありです。つまり、あなたがAIアイデアをまんま使われてどうかってことです。僕はやですから。

そして割合もありますよね。50%ってまあアシストではないですよね。8割くらい自分でないとアシストではないから・・・この肌感覚も人それぞれです。

少なくとも、自分がなんかやだなというなら辞めたほうがいいですよね。現場からは以上です。

あとこれはアイデアとか企画だけでなく、画像でもシステム開発でもなんでもいえます。そろそろあなたの周りも侵食されてきたか、それともそれが普通か、それとも課題は出始めているか・・・どうでしょうかね(笑)




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