公開依頼での提案から案件は受注できるか?

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ビジネス・マーケティング
前、サービス数のPVを上げる記事を書きました。ブログ書いた方がいいですよくらいの結論ですが、結構手応えがあったので、こういうネタ好きな人は多いのかなと思います。何かヒントになれば嬉しいです。
今回は、視点を少し変えて、公開依頼からの提案で受注できるかどうかです。

結論

例によって軽いExcel図です。

まず公開依頼の提案数と受注数などのデータです。

2023-08-21_12h37_08.png

次に、問い合わせを受けた場合のデータです。
2023-08-21_12h37_39.png

データは以上ですが、何が言えそうかですが、端的にいうと、
・提案よりも問い合わせを増やしたほうが良さそう
というところです。
単価、工数どれをとっても、「依頼頂いた」方が高いからです。

当然チャレンジしたいとか、実績を増やすとか、自身の意図が何かあればいいのですが、それがなく徒に提案しても厳しいのだろうなという印象ですね。

以下、補足的ですが書いてみます。

公開依頼は受注できるが率は8%程度

まず公開依頼は8ヶ月で35本なので、月でいえば4本くらいです。週1ペースみたいな感じをイメージしてください。平均なのであくまでばらつきやズレは大きいってことも想像頂くと良いかと。

それでやって、返信があるかですが、お断りメッセージも手間なのも分かるので多くは「レス」はないです。これについては別プラットフォームでも調べたところ、参考になるかはおいておいて、未読率は3割程度はありました。つまり、依頼者側は募集するが期待の提案がないので放置することもありえますし、実際に当選させても返信がないこともあります。これは依頼者の「発注率」を見れば分かるわけですが、わりと低めな印象なので、25%とかなら4本募集して1本依頼したということですから、「遊び案件」が増えるという傾向はあるんでしょうね。このあたり印象論ですが。

それで、35本提案して実数として3本でした。これは10%を切っています。これも先の話で別プラットフォームですが、こちらでも未読もいれても1割くらいはあったんですね。なので、8%が極端に低いって印象はないです。つまり、これくらいが妥当というところです。

当然中にはもっと高い返信率、受注率の人もいると思いますよ。それは想像の世界なのでどういうものを売るか、売りたいか、そのあたりで変わりそうですね。あくまでN=1ということでご参考程度に。

というわけで、この8%って数の評価ですが、高いとは思わないけど、特段低いものでもないと僕は感じました。あなたがどう感じるかは、まずあなたのデータを取ってみて、自分で出してみるといいでしょう。意味があるのは、僕のデータと比較するのでなく、ご自身の中でベースのデータを持っておいてそれと比較するやり方です。別プラットフォームでもいいですが、違うやり方をしてそれと検討する。それが有意義ですね。

狙いとしては、現状把握であり、かつそれを高めたいのか、それとも?というところの狙いが大事ですから。

問い合わせを受けるのはやはりおすすめ

問い合わせ自体の数は月1本もないということが明るみに出ているわけですがまあこんなものじゃないですかね。

それも人次第ですが、それはおいておいて、5本もらって、3本受注は高いんじゃないかと。絶対数が低いのでムラはありますが、60%までいきますからね。残り2本は簡単にいえば、こちらの提供範囲外と都合が合わないというところでしたので、それはもうしょうがないかなと。

これは待っていれば来るかという問題もあるので、ここがどこまでできるかですよね。待っていて来るほど甘くはないと思うのでそこなんでしょうね。ええ。

大きな戦略は問い合わせを増やす。提案ではない。

提案自体が8%だから、問い合わせの60%と比べると実に8倍近い差があります。だから、提案を8倍頑張ってもやっとそこにたどり着けるかなので、まず人力では無理ですよね。そもそも発想がおかしいかもしれませんが(笑)

そこで、問い合わせ数を増やすが戦略としては筋が良いと思っています。なので、ブログ薦めではないですけど、こうやって書いてこの人なんか良さそうだなと思ってもらえるのは意味があるんですね。ブランディングとかって言葉はかなり難しい言葉であり実施するのは多分普通の人は結構むずいです。僕も無理です。なので、そういう難しい言葉でなくて、覚えてもらう。で、当然覚えてもらう→すぐ依頼がくる世界ではないんですね。

絶対的に言える少なくとも一つのことは、「相手が役立ちそうなこと」を提示できなければそれで終わるというか次はないってことです。本当にそうです。なので、相手に役だってもらうことを心から考えること。これを愛といってもいいのですが、そういう愛ではないかとなります(笑)

つまり、提案がダメで問い合わせが良いとかって話ではないんです。が、ただ、愛という観点からすると、提案は色々な人がいるので愛を伝えるのが難しい(笑)恋愛でいえば人気ものにアプローチしてもなかなか成就しないはずですから。でも逆に、向こうから来たらそれならぜひとなりやすい。それだけです。深い意味はなくて、立場や状況が違うってだけです。世界が違うといってもいい。格闘ゲームみたいなアクション性があるものと、1日1回行動するシミュレーションゲームくらい違うというか。まあとにかくジャンルが違うんだってことですね。

なので僕は問い合わせを増やす、問い合わせが増える方が良いに決まっているのでそうしています。提案数を増やすパワーや行動は無駄ではないですが、体力勝負みたいなところがあるのでその筋を磨くってのは限界があるって意味です。別に提案をよりするってのにしてもいいんですが、多分限界はあるかなと。

当然受注率を2倍にするとかってやり方を自分で見つけたらそうすべきですが、妙なノウハウとか、すぐ成果がでるーみたいなのはここにおいてもないので、自分で研究して分析して実行するのみですね。

提案パターンVS問い合わせパターンの違いは?

最後に簡単に。
提案パターンは当然多数アプローチするのもあって、こちらもですがお互いにですが無駄が多くなります。問い合わせパターンは当然依頼者は色々な人に相談していることもありえますが、その数は少ないはずです。提案パターンより。感覚値でいえば、提案パターンでの他提案者数より、問い合わせパターンの依頼者が問い合わせする人の数を比較すると、前者が圧倒的に多いってイメージです。伝わりますかね。

単価も当然ながら、提案をする場合だからではないのですが、予算が低めな印象です。そして予算に対して相見積もり的であるので、工数が多くなる。つまり、予算に見合わないということが起こり得るわけですね。

これらはなぜ起こるかというと、基本的に、公開依頼においては、ふわっとした依頼が多くなり、かつどうすれば満足か、予算はこれっていう明確なものがないことが多いのかなと。そうすると、それで提案が集まると、当然誰しもですが、依頼側はこれでこれくらいだって「把握」できますよね。そうすると、やはり立場としては強くなる。

これは強いから良いのだってことでなく、実際はフラットです。僕はフラットなので、通らないならまあしょうがないかなくらいです。通ればその人にしっかり貢献するだけ。シンプルですね。

工数も例えば予定より増えたとしても、それを増えた分を請求できるかみたいな話もありそうです。僕はしていませんが、それが許されるのは提案ではやりづらく(あってもわりと揉めそうな印象です。そもそも予算も時間もないというか)、問い合わせであれば、こちらへの理解や配慮があるので、それもありえるという余地があります。

これだけ世界が違うので、同じ営業とか仕事で請けるといっても、全く違うといってもいいと僕は思います。つまり、パターンといってますが、別の仕事とか、別の会社とか、別の国とかっていってもいいくらいってことです。

それがあなたでも確認出来る方法としては、同じ仕事をあなたがコントロールしてやればいいんですね。僕ならアイデア出しとか。リサーチとか。それを自分でやっている感覚で当然何か違いは少しはあれど、多くは同じ程度というのはコントロール出来ます。というか試しにしてみてください。
すると、同じ仕事Aをしているのに、Aに対する評価も価格も工数も何か違うんですね。面白くないですか?(笑)

提案パターンではAが価格が低く、評価は分かりませんが、工数は長くなり、納期は短くなるかもしれません。問い合わせパターンでは、逆に価格が高く、工数は短くて、納期は長くという形になるかもしれません。そして何より受注率が高いのでやる気が出ます(笑)

そういうのもあって、提案自体をやめろとかって話ではないんですが、提案せず、全て問い合わせで成立するならそりゃそっちのほうがいいですよね。というのが多くの人の感覚だし、そうありたいから色々と活動する。まさにその営業活動をするが、提案なんですよね。

提案し続けても結果的にリピート率とか、そこからどうなるかというところになるはずです。当然営業して提案して0件ならそこから話ははじまらないのでそこを1件にするところから、データを見ていくしかないですよね。そこは粘るしかないかなと。

おわりに

ネタとして気になったので調べてみたというところでした。
受注率が高いとか低いとかは一喜一憂せず、自分の体温とか、握力とか、体重みたいな感じで測定する感覚がおすすめです。僕のデータはどうでもいいので、ネタにしてもらって、そこからどうするかってことですよね。あなたがですね。

言い忘れたのですが、受注率を上げるためにはどうすればいいかは良い問いかけですが、提案数を減らして吟味するとかもありなんですよね。ただその時行動量が落ちてしまうのもあるので、そのあたりはもう正解がないです。逆にパワーがあればまだいけますってことでなんかテンション高い営業マンみたいになっちゃうのですがそういうのもノリでやれるならありですよね。他にも提案自体のやり方とか、そもそも返信率もっとあがらんのかとか、細かく見ていくのをおすすめします。漠然とした「受注数」とか「受注率」だけ眺めてもしょうがないので、自分の体験と経験などとすり合わせて見ると良いと思います。

測る、定点観測する。これはかなりスキルというかやればできることでもあるので会得しておくと色々なところで使えます。僕ならリサーチってところで直結するので別に調べるのは全然苦ではないんですね。自分でデータはあるけど分析するのが嫌ならなるべく自分でやったほうが解像度は高いですが、やっていいならデータもらえれば喜んでやりますよ(笑)ご相談ください。

あとは、自分なりの数値というか率データですね。僕は1割は普通かなと思っていて、それならもっとやればいいというのか、やれる量は限界はあるから違うアプローチにしようとか。作戦は色々考えられるかと思います。ですが、元となるデータやベースがないと迷子になるというか、迷う・悩むだけなので、思考することが出来ません。

ってことで、データ自体をみてしかもあなたからすれば僕のデータは他人でしかないですから。なので自分のデータを取ってみて考えて欲しい、そういう意味でのネタ提供でした。

いずれにせよ何かヒントになれば幸いですー。

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