着眼点を変えると使えるアイデアになりやすい

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ビジネス・マーケティング
「今治のホコリ」という着火剤があるのですが、これはタオルメーカーが生産時に出るホコリを廃棄しいたものを活用したものという記事がありました。

これが面白いのは、
・生産現場でのホコリ→火種になって危険→ゴミ→廃棄品→廃棄費用もかかる(おそらく)
・火が付くホコリ?着火剤?キャンプで使えるのでは?
というわけで、出してみたらカラフルさもありヒットした!というものです。

めちゃくちゃ面白いなと思ったのですが、その視点移動なり、視点がどこにあったかを考えてみます。

使う環境を変える

アイデアでは「ずらし」などという人もいますが、視点を移動するとかでもいいし、環境として利用シーンを変えます。これはわりと誰でもやっているかなと思います。

例えば歯ブラシ。使用済みとかボロボロのやつどうしますか?正解はないですが、これを大掃除や洗いづらい箇所では効果を発揮します。使い捨てなので歯ブラシって1本100円くらいですが、そこからでも効力を発揮するのはすごいですよね。こういうのは生活の知恵みたいなものでまとめられてしまいがちで、お金が付き辛いです。ですが、価値はものすごくあることを忘れないようにするのがポイントかなと思うんですね。

そして、それを応用して、ストロー用ブラシなどというのがあります。細くしただけですがそれでも持ち運びストローなどがあると需要があります。どこまで売れているか分かりませんが、細かいところを掃除するというところが視点ですよね。

歯ブラシでいえば、口を磨くもの→家の汚れ部分を掃除するものとして、口→家の汚れということで、対象が変わりました。

ホコリも、生産現場の工場→キャンプ場とずらすことで、全く違う価値となったわけですね。

トレーニングしてみよう

こういうアイデアを具体例と視点としてセットで学ぶと必ずそれが使えるようになります。前書いたと思いますが、
材料=情報と視点でした。そこで、もう少し説明したものを出すと、
情報と視点で材料を生み出してアイデアが生まれる.png
視点というのがフラットにあるのでなく、情報という具体例に埋もれているイメージです。

今回で言えば、
・今治のホコリ=情報
・視点=環境をずらす、違う場所で使う
というところでした。

視点があって具体的な情報がなければ空想すらできませんし、情報だけあっても視点が見えなければやはりそれらは「ふーん面白いね」で素通りしてしまうかなと考えています。
情報と視点で材料を生み出してアイデアが生まれる.png
もっといえばこうなります。つまり、ニュースとか話題とかがありますよね。そこから情報を引っ張ってきて、でもそこで視点を得ると。

そこでは、右の図にあるように、情報は具体的で見えやすいですが、視点は抽象的で水面下で見ずらいというところです。

トレーニングとしては、以下に示す形です。
・気になったニュースを何か1個だけ出してみる
・なぜ面白いか、どこが気になったかを書き出す
・視点があればそこを抽出する。なくてもオッケー。
・視点が取れたらそれを他で応用できないかを考える。なくてもおっけー。
・これらを毎日または出来るだけ繰り返して習慣化する
という形です。

アイデア習慣が身につけば、呼吸するように出来るので「楽」です。それまでは少し楽しみを意識して作らないとやりづらいですが、それもある程度僕なら出来るかもしれません。

というわけで、初学者の方であれば、まずは不満出しを変換するものをオススメします。
もう少し自分はやれているぞとか、もうちょっと密にやりたいよという方は、アイデアのパーソナルトレーニングをオススメします。
どっちも当てはまらないかもしれないという方は、まずはご相談ください(笑)壁打ちで何か見えるかもしれません!
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