背景や理由を考えながら単語や歴史を勉強したい!!

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学び
(画像について前置きです)
この風刺画は「会議(LE CONGRES)」
「会議は踊る、されど進まず」というフレーズが当時のヨーロッパ(19世紀)でいわれたとされます。風刺画の作者はフランスの銅版画家Forceval(フォルスヴァル)
参考:英国博物館のサイト

ところで!
単語を覚える際、単独での暗記には限界があります。なるべく文脈(気に入った文章、新聞、曲の歌詞、映画のセリフ、小説、英会話など)とイメージや感情を結びつけて覚えることで、印象づけやすくなると感じました。
例えば、単語の覚え方について考えてみましょう。『brief』という単語は『簡潔な』という意味ですが、下着の「ブリーフ」という意味もあります。『Life is brief.』(人生は短い)や『Be brief.』(簡潔であれ)という表現が生まれます。

また、dueという単語は「締め切り・期日・与えられるべき」(expected at, required at, )という意味ですね。僕はこの単語をバス停の時刻表にて覚えました。(バスが来る少し前に、電子掲示板の表示が”due”となっていたので)
Screen Shot 2023-06-23 at 2.27.58.png


dueの使用例(バスがくるよ!の意味と思われます)
※写真はCamdenNewJournal から


また、歴史にも同じような背景が存在します。例えば、ウィーン体制の時、メッテルニヒは南米のスペインの植民地の独立を邪魔しようとしました。これは植民地状態を維持することがヨーロッパ全体にとって有利だと考えたからです。もし独立されてしまうと、そうした革命の動きがヨーロッパにも広がってしまうかもしれない、せっかく昔の状態(王朝や旧制度の復活)を目指していたのに、このままではその計画が崩れてしまう、、よし、邪魔しよう!となったと考えられます。


このような事例では、物事には常に背景があることを理解することが頭に残すために必要と思います。


現在のコロナ禍でも同様のパターンが見られます。外出自粛が求められる状況下では、多くの人々が外出を我慢していました。しかし、現在では反動が現れ、外出や旅行する人々が増えています。


したがって、単に暗記するのではなく、なぜそのような状況が生まれるのか、その影響は何かを考えながら学ぶことで、印象に残り定着しやすくなると考えられます。とは言いながらも、実際の中学や高校の授業では、先生も生徒も決められたカリキュラムをもとに進めるので、一つ一つを懇切丁寧にやっていく余裕もないのだと思います。どうしても覚えにくいものに関して、説明を通してお手伝いをしたいと思います。

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