マインドフルネスのすすめ

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アーユルヴェーダのディナチャリアには瞑想があります。
ストレスを軽減したり、集中力を高めたりする効果が期待されます。

でも瞑想というと少しハードルが高いように感じる人も
多いかもしれません。

そこで今回はマインドフルネスについてお話したいと思います。


マインドフルネスと瞑想との違いは?


マインドフルネスと瞑想はどのように違うのでしょうか?

マインドフルネスは瞑想の一種と言われていますが、
マインドフルネスはまた別のメソッドに基づいているものなので
いわば兄弟のようなものであると言われています。

マインドフルネスと瞑想の違いのポイントは「五感」

瞑想はすべての意識を内側に集中させることです。
このとき耳や目などの五感から入る情報に意識を向けることはありません。

これに対しマインドフルネスは五感を通して
今の状態に意識を向けることです。

瞑想するときはできるだけ静かなところに座って行いますよね。
それはできるだけ五感からの情報をシャットアウトするためです。

しかしマインドフルネスは五感から取り入れた情報によって
今の状態に気づくことをさすので、
静かなところにいなくても、座っていなくてもできます。
むしろ散歩中でも、家事をしながらでもできるのです。


マインドフルネスってどうやってやるの?

マインドフルネスとは「今ココ」に気づくこと。

例えば食べ物を食べる時、
ついスマホやテレビを見てしまうことはありませんか?
また全然違う考え事をしながら食べることはありませんか?
このときマインドは本来向かうべき食事ではなく、
違う方向に向いてしまっているのです。

それでは食べ物の味や食感に気づくことはありません。
食事を楽しんでいるとはとても言えません。

マインドフルネスは日常の中に取り入れやすいものです。
何かをするときにマインドをそのものに集中させることが
マインドフルネスであり、その対象は何でもよいからです。

食事をするときであれば、
食べ物の見た目や香りをじっくり観察してみましょう。
「おいしそうだな」「いい匂いだな」と
気づくことがたくさんあると思います。

口の中に入れるときには食べ物が口の中に入っていくと
いうことに集中します。
食べ物の味や食感にも全意識を向けてみましょう。
食道を通る感覚があればそこにも集中してみましょう。
いつも食べている食事が違ったものに感じられるかもしれません。

自分のマインドを五感をフルで活用して集中させることで
「今ココ」の状態に気づくことができます。
これがマインドフルネスです。


何故マインドフルネスが良いの?


食べることにマインドを集中させようと思って
1口目をしっかりと味わえたとします。
でもすぐマインドが違う方に行ってしまって
全然違う考え事をしていることに気づくかもしれません。

私たちは常に考え事をしています。
1呼吸に3つの考え事をしていると言われ、
1日で換算すると約6万回、思考が働いているのです。

その思考のほとんどは「過去」「未来」のこと。
「あの時こうだったなあ」
「次はあれをしないと」と常に考えているのです。
でも私たちが1日の中でする6万回の思考の中で
なんと8割以上は前日と一緒のこと。
またそれらはネガティブなものが多いと言われています。

それってエネルギーの無駄遣いだと思いませんか?
本当に考えなければならないことが埋もれてしまっていて
考えなくても良いネガティブなことで頭の中がいっぱいなのです。
実際は楽しいことをしているはずなのに、
まったく楽しめていないのです。


例えば食べ物を食べすぎてしまったとき、
「食べ過ぎてしまった」と反省したり
「明日は控えめにしよう」と考えることはありませんか?
でもどれだけ過去を後悔しても、未来の目標を決めても、
食べすぎというのは何度も繰り返してしまいます。
それは過去や未来にとらわれすぎて
『今』に意識が向いていないからです。


『今』にしっかりマインドがあれば、
食事をしっかりと味わい、楽しみ、
そしてお腹の満腹感に気づくことができるのです。

「過去」を振り返っても、「未来」を心配しても
そこに自分を変えるパワーはありません。
『今』にしか自分を変えられないのです。

エネルギーを本当に使いたいところで使ったり、
ネガティブな思考が対処できるようになったり、
今に気づくことで次の行動の選択肢を増やすことができたりすること
これがマインドフルネスの効果です。

マインドフルネスを実践してみよう!

マインドフルネスの練習は食事に限ったことではありません。
毎日行う歯磨き、シャワー、駅までの通勤、皿洗い…
何度も良いのです。
でも1つ決めたら、その時だけでも全てのマインドを
それだけに集中してみてください。

例えば歯を磨くのであれば、
歯ブラシが口の中に入っ気付きが合ったらてくる感覚に気づき、
上の奥歯、下の奥歯、犬歯、上の前歯…と
1つ1つの行為に全ての意識を向けてみてください。

簡単なようで難しく感じると思います。
私たちはそれほどマインドが「今ココ」にない状態が
クセになってきてしまっているからです。

私もまだまだ練習中です。
気づきや進歩があったらまたブログに記そうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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