起業したとき、はじめて従業員を採用したときに

記事
法律・税務・士業全般
間もなく新年度を迎えます。
新年度をキッカケに独立開業、個人事業から法人への移行、初めて従業員を採用するといったこともあると思います。

新たに開業したり、法人に移行するにあたり、今後ますます事業を発展させていこうとお考えになると思います。また、事業が拡大しつつある中で従業員を雇い入れるということも御有りでしょう。

大切な会社をこれからも守っていく、安定的に発展させていくためには、ルールをしっかりと定めておくことが必要です。
ルールというと、いわゆる従業員として守るべき事柄(服務規律)や、万が一、従業員がこれに違反した場合のペナルティ(懲戒)を思われがちですが、こればかりではありません。

例えば、労働時間や休日、賃金の取扱い、安全衛生、福利厚生といった労働条件に関わることも大切なルールであり、欠かすことはできません。

何より、労働条件に関することは従業員のモチベーションにも関わってくる大切な部分ですから、会社ルールを作っていくうえで欠かすことのできない内容です。

また、事業が安定するためには従業員の入れ替わりが、必要な場合を除きできる限り少ない方が望ましいと考えられます。(定着率の向上)

そのためには、労働条件が法律に則った内容でしっかりと定められていて、それが従業員にしっかり示されている、つまり自分がどういう条件で雇われているのかがわかる、ということが極めて大切です。

それが従業員のモチベーションの維持や安心につながり、ひいては安心して働きやすい会社(定着率の高い会社)へとつながっていくのではないでしょうか。

そのために役立つものが就業規則であり、雇用契約書をはじめとする書類です。
・ 従業員数に関わらず人を雇っているときは「就業規則」の整備

・ 人を雇い入れる時は「雇用契約書」を必ず交わし交付する

ぜひこれを行っていただきたいです。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す