本題の疑問を持たれることが結構多い。
仲の良い友人からも不思議に思われたことがありますが、HSPである私は、どんなにワクワクドキドキする素敵なイベントでも、終わった後は倒れこむほどに疲れ切る。
ほどほどに楽しむことができれば良いのですが、気を遣うわ、周りと歩調を合わせようとするわ、空気を読むわ、様々な場面で自分のお皿以上のデザートを持ってしまいます。
それではイベントは本当に楽しかったのか?苦痛ではなかったのか?
答えは一つ。
よほど元から嫌なイベントでなければ
楽しい
もちろんです。
書店で販売されている「HSP」の本の中にこういった場面が書かれていました。
ある日、とある女の子が、職場の同僚みんなと飲むことになり、「今日はパーっとやろう!」と大いに盛り上がる。女の子自身も飲み会の最中先輩と楽しく会話したり、自然体で溶け込んでいる。飲み会終わり、みんなと別れた後の一人の帰り道、「楽しかったなー」とつぶやきながら帰宅の途につく。しかし自宅に入ったとたんに「でも、疲れた・・」とベッドにバタンキューとなる。
非常にわかりやすいエピソードですね。
HSPは、楽しい催しでもつらい催しでも関係なく神経フル回転となります。
だからこそ、どんなに楽しかった時間を過ごせても、終わったあとは使い切った神経がガス欠を起こしバタンキュー(この表現少し古いけど、HSPの疲れ切った状況を表すのにぴったりなので頻回に使用します)となります。
非HSPの人たちに誤解してほしくないのは、疲れ切って「バタンキュー」でも、「疲れさせてごめん」「迷惑だったかな」等思わないでほしい。
迷惑だなんてとんでもない。
HSPとしては、楽しかった、また会おうねーと思っていただいたほうが後味が良いし、何百倍も救われます。
私もこういう現象が日常茶飯事になっているから、楽しいイベントの次の日は可能な限り休暇を取ります。あるいは、休日前夜でないと予定は入れません。
自分がこのような習性のあるHSPであるという自覚があれば、「対策」ができるはず。
一番良くないのは、疲れるからといって、すべてのお誘いを断ること。
嫌なお誘いなら断っても良い(断れないのがHSPの弱点ということは置いといて)。ただし、疲れて周りに不要な心配をかけてしまうから「断る」のはもったいない。
HSPだってにぎやかにパーっと楽しみたいときもあります。楽しめばよい。その代わり、その疲れをいやす時間をしっかり確保しておくこと。
疲れるのを避けるのではなく、疲れたら休めばよい。
そういう気持ちで、HSPも心置きなく日々楽みましょう。