自分を「赦す」こと

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コラム
現在は、うつ病や、適応障害、発達障害、双極性障害、乖離性障害、統合失調症、摂食障害、パニック障害、強迫性障害などなど、様々な精神疾患で苦悩に苛まれている方が、この世の中にはたくさん存在しています。
日本の人口の4人に1人は、何らかの精神的な疾患を抱えていると言われています。

今日は、少しスピリチュアルな視点から述べてみたいと思います。

その苦悩の中ででも、「生きたい」という本能は、精神疾患あるなしに関わらず、すべての人々が「大いなる存在」から与えられた、この現世での使命・役目を全うするために与えられたものです。

人の魂は、生と死を繰り返し、まだ霊魂で肉体を持っていないときに、現世で再び生まれてくるための、使命・役目を自ら決めて誕生すると言われています。

そして、その霊魂が現世に生命を宿すとき、その霊魂は親を選んで生まれてくると言われています。

そして、その人生での使命・役目を遂行するためと、魂の向上を目指すために、生まれる前から、自ら、その肉体を持った人生において、様々な試練や苦行を体験させ、魂の向上と学びを深め、自分の使命・役割を成すための計画を立て、生きているのだと言われています。

ですから、寿命の長短や、善行や悪行、人間関係、仕事、家庭などは、既にあらかじめ自ら決めており、寿命の長短も生前から決めて生まれてくると言われています。そして、その人生の体験の中から様々な魂の向上のために学び、使命・役目を果たすために、自ら決めて人生を歩んでいるのですから、その人生の中での様々な試練や挫折、悲しみ、怒り、喜び、出会い、別れの中で、
「虚空の場」において、自分で決断した道を歩みながら、魂の向上を図っているのです。

つまり、様々な環境や人間関係に於いて、嫌いな人や憎い人、逆に好きな人や結ばれたい人につながって、そのご縁の中での使命・役割を果たしています。
なので、そこでの環境や人間関係の中での学びを果たしたら、そこでの使命・役割が終わって、自分の意思に関わらず、その方たちと別れていき、新たな人間関係や環境の中で生きていくことになります。

「一期一会」「会者定離」の原則に従って、人は出会いと別れを繰り返します。

人間にとって、一番悲しいことは「孤独」です。

「孤独」は死よりも悲しいことです。死は生まれる前から自らその寿命を決めて生まれてくるのですから、どの年齢で亡くなったとしても、それは天寿を全うしたことになります。

「孤独」は、世間のあらゆることから逃避をし、他人とかかわりを持たないことで、自分の妄想の世界に浸り、何も受け付けません。ただ、本能的に「生きたい」と思ってる意思はあるのですから、食事をしたり、排泄をしたり、眠ったりはするのです。

たとえばホームレスの方の多くは、自分が孤独だとは思っていません。周りに、たくさんの仲間がいて独自の社会を築き、生きれているからです。孤独というのは、本人がそう思うか思わないか、その違いだけです。ひとりぼっちでも、本人が孤独を感じていなければ孤独ではありません。

「孤独」を感じている人は、せっかく人間世界に生まれてきたにも関わらず、自ら、魂の向上を避けてしまっているのです。そうなると、次第に「生きる」ことに疲れ、生き甲斐や希望を見失い、自らの命を自らの手で絶とうとする衝動にかられ、使命・役目を放棄して、報われないまま、霊界に逝くことになります。

そういう人は、霊界に逝って自ら命を絶ったことを筆舌に尽くしがたい後悔に苛まれることになります。そして、霊層界での最下層の光のない暗闇の中で、彷徨い続けることのなってしまうと言われています。

自殺をした人は、次に生まれ変わるのには、「大いなる存在」からの許しがでるまで、相当の年数がかかります。10年、100年、1000年、もしくはそれ以上かもしれないと言われています。
それだけ、自殺は人を殺める以上に罪が深いとされています。

病死や戦死、殺害、災害による死、刑死などは、自ら望んで死ぬのではないので、「大いなる存在」の経綸の宿命なので、死後の霊魂は霊層界に於いても、比較的明るい世界に逝くことになるとされています。

どんな理由があるにせよ、あなたが精神疾患に罹ってしまったのは、誰のせいでもないということに気づいてください。
それは、誤解を招く言い方かもしれませんが、あなたが精神疾患に罹ってしまったのは、あなたが生前からそうなることを決めて生まれてきていて、その苦境の中で何らかの使命・役目を担っているので、決して誰のせいでもないのです。もちろん、あなたのせいでもありません。

あなたがこの世に生まれる前の前世において、自らが現世で精神疾患を患う理由や行いがあったため、「因果応報」によって、その苦行を自ら、その罪を贖うために決断してなったものであると言えます。

現世で、今、水面下でそういった精神的苦痛に苛まれている方が救われるには、ひとつの方法があります。

それは、自分を「赦す」(ゆるす)ということです。

あなたは、生まれてから精神疾患になることを望んでなったわけではありませんよね。自らが生前に決めて、その使命・役目を果たすために生まれてきているのですから、この現世で、肉体があるうちは自分の罪を贖い、赦すことで、その苦痛な症状から解放されるのです。

いくら、どんな宗教でも、様々な教えがありますが、根本を辿っていけば、この宇宙の原理法則・摂理・実相の概念が共通しています。
その為、たとえ特有なカミサマを崇拝していたとしても、あなたは罪を許されることは、そもそもないのです。自分で決めて生まれてきたのですから。

誤解してほしくないのは決して宗教を否定するわけではないということです。
そういう考えに立てば、「赦し」を覚ることで、あなたの人生は立てなおすことができます。恨みや憎しみ、自己嫌悪や自己憐憫を抱えているうちは、その背負った罪を抱えたままで、一生涯、苦しまなければならなくなることにもなりかねません。

他人を赦すには、人によってそれ相応の時間がかかるでしょう。しかし、自分を赦すことは、今この瞬間からできるのです。

あなたが背負っている憎しみや恨み、怖れ、自己嫌悪などの事柄を、紙に書き殴ってみて、整理してみることをお勧めします。
紙に書くことで客観的に自分の想念の状態を観察することができ、自分を赦すための順序と計画が立てられ、ひとつひとつ納得のいくまで自問自答をし、自分を赦すことを前提に、本音の自分と語り合ってみてください。文字や言葉には「言霊」というエネルギーがあります。これを表現し、顕在化することで、そのエネルギーによって意識の改革が可能になります。

「記す」の「記」は、「己に言う」と書きます。
自分と対峙するためには、頭で考えこむのではなく、文字にして視覚から自分の考えを言霊のエネルギーに変換し、整理するということが役に立ちます。

言霊によって整理した感情を表すことで、きっと心の視野が広がり、これまでにない、ゆとりや解放感を味わうことができてくるでしょう。

最後までご高覧ありがとうございました。


追伸:大抵の人は「自分にどれだけの能力があるのか」を知らない。自分の無限の可能性を発揮すべきだ。
世の中に意味のないことなどない。今のあなたの状況にも、必ず意味があるはず。
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