年金生活の親に届く重要な書類「扶養親族等申告書」

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コラム

高齢者の自宅へ訪問した際によく見かけるのが、テーブルの上などに散乱している郵便物です


その中には大事な書類が紛れていることは珍しくありません

年金受給で課税対象者には「扶養親族等申告書」という書類が年に一度届きます。

各種控除を受けるために提出しないといけない書類です
各種控除を申告しないと次年度に受給される年金から所得税が多く徴収されて年金額が減ってしまう可能性があります

所得税の課税対象となる方は、次の金額の老齢年金を受給している方です

 ・65歳未満の方は108万円以上
 ・65歳以上の方は158万円以上

但し源泉徴収の対象とならない方には「扶養親族等申告書」は送られてきません

 また、「扶養親族等申告書」を提出しても、次の場合には確定申告が必要になります

・年の途中で、扶養親族等の人数が減少するなどにより申告した扶養親族等          申告書の内容に変更が生じた方

・年金以外の収入がある方(年額が20万円以下の場合、確定申告は必要ありません)

・公的年金を2ヶ所以上から受給している方

・医療費控除等を申告する際

などの場合になります



親のもとに届く郵便物で重要な書類は他にもあります 

視力の低下した高齢者は郵便物を確認するのが苦手です

是非ご家族で郵便物の確認をすることをおすすめします
高齢になった親のもとへ訪問される際は、郵便物をできる限りで良いので確認してあげてください

そんな、ちょっとしたことでも「親への支援」になるのです
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