メタボリックシンドロームは栄養管理で健康的に改善できる理由

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-はじめに-

 栄養の過剰摂取が肥満に繋がることは周知の事実です。しかし、ジャンクフードや、インスタント食品の普及により栄養偏りが出やすいにも関わらず、その利便性からついつい食べてしまうことが多いこともあると思います。今回はそのような食生活を習慣としたが故に招いてしまったメタボリックシンドロームを改善させる方法をお伝えしたいと思います。

-食事したことを忘れる人たち-

アメリカのファーストフード店が発表した面白い研究があります。これは人は食べたものを数時間後には1~2割ほど忘れるという内容です。さらにこれは肥満傾向な人ほど忘れやすいようです。また、食べたものに対する認識も低いようであり、注文したメニューの実際のエネルギー量と、本人が摂ったと認識しているエネルギー量に差が強く出ており、肥満系な人ほど、この割合が高いという内容でした。
 つまり、どれだけの食事をしたかということを忘れやすく、食べすぎてもいないという認識がより、過剰摂取を引き起こしているようです。

-早食いと肥満は関係するのか-

早食いの人ほど、物をよく噛んで食べていないため十分に体内で消化することが出来ず肥満に繋がるとされている報告があります。そのほかの報告として、早食いと体格を比較した研究では、早食いの人ほど肥満傾向が強かったと報告しております。この研究の興味深かった点として、この肥満傾向な人たちが食物繊維を含む食材の摂取量が少なかったという点です。
普段から、早く食事を済ませられるような物を食べている人は食事の内容に偏りがあるようです。

-サルコペニア肥満は隠れ肥満?-

隠れ肥満というワードを耳にしたことのある人は多いでしょう。しかし、サルコペニア肥満というワードを耳にしたことのある人は多くないと思います。これは一見痩せているような人でも体組成としては脂肪が多く、筋肉がなくなってしまっている状態を表します。
 サルコペニアは加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下のことです。一般的に65歳以上の女性に多いといわれていますが、近年テレワークなど家で仕事を行うようになったことからの活動量の低下などの理由から40代からでも予備軍と呼ばれる人が増えてきているとの報告があります。

-糖を抜いても蛋白質は抜かない方がいい理由-

ロイシンが特に重要!?
蛋白質不足は筋肉の合成を不十分にさせます。その結果、筋肉は細くなり、脂肪の比率が相対的に増えていきます。筋肉は筋たんぱく質の合成と分解のバランスで維持されており、アミノ酸の摂取が筋肉合成を刺激すると報告されています。
その中でも筋肉合成を活発にするものが必須アミノ酸です。とくにロイシンはその作用を強く活発にさせる成分です。

-新しい食生活!無理せず効率的に減量を行う方法!?-

一日おき断食法
これは好きなものを食べる時間帯を12時間も設け、断食をする時間帯を36時間設けるという流れを交互に繰り返す方法です。
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どれくらいの効果があるの?
ある研究ではこれを一か月行ったところ、平均で4.5%の体重の減少が認められたと報告しています。さらにこの研究ではコレステロール値の減少も確認されたとしています。また循環器系疾患の発生リスクが低下したとの報告もあります。

メリットはあるの?
 この方法はカロリー計算が不要であるという点からダイエットに取り入れやすい方法であるようです。
 また循環器系疾患の発生リスクの減少が確認されたことから、食事管理をするだけで、運動をしていなくても健康増進に繋がる魅力があります。

デメリットはあるの?
 1年単位で続けた研究でも減量に成功しているという報告はありますが、辛抱強く粘る食事制限法に比べると、定期的にご褒美が与えられてしまうという点で、気持ちが続かず、ドロップアウトしてしまう人も多いようです。

-終わりに-
体重計に乗って体重が増えたからといって極端に断食をする方がいます。しかし、これによって得られる減量は一時的なもので、長期的な目線で見ればリバウンドが考えられるため、トータル的にはプラマイゼロか、マイナスくらいになってしまうでしょう。さらに、極度な断食は健康面から考えてもよくないです

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