"幸せホルモン"と呼ばれる、セロトニンという脳内物質の名前を聞いたことがある方は、多いのではないでしょうか?
安心感や幸福感をもたらし、ストレスを軽減させ、心を安定させてくれる働きをするホルモンですが、何らかの理由でこのセロトニンが脳内で不足してしまうことが、うつの一因ではないかと言われています。
そんなセロトニンは、日光を浴びると分泌が促されることがわかっていますが、秋冬の季節は日照時間が減ってしまうため、心が落ち込みやすくなったり、活動量が低下してしまう人も少なくないようです(かく言う私も、冬はすこぶる苦手なのである……)。
日光浴や適度な運動は、セロトニン分泌を助けることがよく知られていますが、寒い季節やお天気の悪い日には、室内でもできる活動があるのです。
それは、"情動の涙"を流すこと。
心が大きく動かされて流す涙のことです。
(あくびの時に出る涙や、玉ねぎを切っている時に出てくるのは"反射の涙"なので、違うのだ)
よく「泣くとスッキリする」ことってあると思いますが、嬉しいことでも悲しいことでも、大きな心の動き(興奮状態)を落ち着けるために、人は涙を流しながら、心身を安定させるようホルモンバランスを調えているんですね。
とはいえ、プライベートな悲しい涙は、できればそう何度も経験したいものではありません……(u_u)
そこで、最近は"涙活"という言葉が広まりつつありますが、実は映画や小説や音楽などに感動して涙を流すことも、ストレスを軽減して、心を浄化してくれる効果があるんだそうです(*^_^*)
人が年齢を重ねるにつれ涙もろくなっていくのは、様々な経験をして共感能力が育ち、心が豊かになっていっている証拠!
ストレス社会と言われる現代、心を健康に過ごすためには、時折エンタメや芸術に触れ、人目を気にせず涙する時間も、大切なのかもしれないですね♪
ちなみに私は最近アニメの「四月は君の嘘」の再放送を観てるのですが、曲がりなりにも音楽やっていることもあり、度々泣かされております……胸ギュン(T_T)