どうせ2割には嫌われる

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みなさんは、"2:6:2の法則"というものをご存知でしょうか? 

別名"働きアリの法則"とも呼ばれるもので、組織の全体を顧みる場合、その総数の多い少ないに関わらず「2割の人は優秀な働きをし、6割は普通、残りの2割は良くない働きをする」というもの。 

Panasonic創業者の松下幸之助さんが提唱したものとも言われ、主にはビジネス関連の文脈で使用されることが多いようですが、実はこれは自然界のバランス法則として、人間関係全般についても当てはめられるという考えがあるのです。 

今回は、心を楽に自分らしく生きるため、人間関係においての"2:6:2の法則"について、少しお話してみようと思います。 


私達は誰でも「人に嫌われたくない」とか「愛されたい」という気持ちを、当たり前に持っているものです。 

だから、嫌われないように社会のルールをきちんと守ったり、なるべく「良い人でいよう」と努力をしたりします。 

勿論これは、人間社会を円滑に生きていく上で、ある程度は必要なことでしょう。 

しかし、現代の日本では、過剰に人の目を気にしてしまい、自分を押し殺してしまうために、生きにくさを覚えたり、心を病んでしまうという人が、非常に多くなっているのです。 


価値観や常識というのは、100人いれば100通りあるもの。 

"良い人"の定義も、それぞれに全く違ってきます。 

人間関係における2:6:2の法則というのはつまり、「例えどんな生き方をしたとしても、あなたを嫌いな人は必ず2割はいる」ということです。 

どんなに品行方正にしていても、正論で争っても、決してわかり合えない人達が、いるのです。 

……と書くと、なんだか絶望的な内容に思えるかもしれません(^_^;) 

でも、逆に考えれば、どんな生き方をしても、万人に愛されることは不可能なわけですから、だとしたら嫌われないように"良い人"でいることより、"自分の好きなこと、やりたいことを自由に選べる生き方"の方が、ずっと得ではないでしょうか? 

だって、「例えどんな生き方をしたとしても、あなたを愛してくれている人もまた、必ず2割はいる」のです。 

勿論、人を故意に傷付けるようなことや犯罪行為はいけませんが、"2割のアンチ"のために本来の自分を押し殺すより、"2割のファン"のために"自分らしく"いられる方が、よっぽど人生が楽しく充実したものになるのではないかと、私は思います。 

世界には無数の価値観が存在するわけですから、わかり合えない人は「そういう人もいるんだなぁ」で、いいのです。 

例え理解し合うことが出来なくても、お互いの違いを"認め合う"ことが出来れば、戦争をする必要など、本当はないのではないでしょうか。 


「でも、そうは言っても、残りの6割の人達は?」と、思うかもしれませんね。 

これには統計的な根拠はなく、あくまで主観の経験則になってしまうのですが……。 

先述した2割のファンの人達を大切に、真に自分らしい生き方を心がけていると、残りの6割の人達の一定数も、何故か味方についてくれることが多いようです♪ 

「みんなに嫌われないように」と八方に気を遣っている時は、言わば個性を殺している状態なので、自分らしい魅力もまた、隠れてしまっているのでしょうね。 

初めは少し怖くても、自分の本当にやりたいことや、"好き"という気持ちには、どうか蓋をせず、自信を持って表現していって欲しいなと思います。 

その中にこそ、あなたらしい、あなただけの魅力が、たくさん詰まっているのです。 

反発する人もいるかもしれませんが、必ず、それ以上に応援してくれる人も見つかるはずですよ(^_^)


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