【城峰紀】

記事
小説
【城峰紀】
行く人の、身体(カラダ)の分子は
入れ替えの絶えずして、
しかも、同じ分子にあらず。
そのさまは
分子の入れ替わると言うよりも、
人となりの意識体が分子の海を漂い彷徨う影法師のごときなり。
分子の淀み海の中に浮かぶ うたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しく留まりたるは例(タメシ)なし。
世の中にある人と身体(カラダ)と
またかくのごとし。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す