NLPコミュニケーション 思わず高圧的になる視覚

記事
コラム
心理カウンセラーのアヴニールです。
NLP表象システムをご存じない方は、
こちらの記事を先にお読みください。
視覚と身体感覚では、
思ったことを口に出すまでのスピードが
圧倒的に違います。

 視覚Aさん Cさん これどうしてこうなったのか
                     知っていますか?
 身体感覚Cさん ・・・・
 (Aさん心の声: 
  あれ、なんか聞き方悪かった? じゃあ、別の言い方で。。)
 視覚Aさん ここがこんなふうに設定されているんだけど 
                     どうしてですか?
 身体感覚Cさん ・・・・
 (Aさん心の声: 
  えっ、これも反応なし? 困ったなぁ~。あっ、もっと具体的にだ!)
 視覚Aさん 以前の設定はこうだったんだけど、
       そのままだとダメな理由がありましたか? 
 身体感覚Cさん ・・・・
 (Aさん心の声: 
  えっ、これもダメなの? ん? 私は無視されているの?)
 視覚Aさん ねぇ、聞いてる? 何で黙っているの?!
 身体感覚Cさん ・・・・
 視覚Aさん いやいや、なんか知ってること教えてよ!!!

こんな会話ありませんか?

Cさんは、Aさんを無視しているわけじゃないんです。

Cさんの中で起きたこと
 ①まず、最初の質問がきた。
    「どうしてこうなったか?」
  う~ん。。 どうしてだろう? 
 ②答える前に次の質問がくる。
   「こんな設定になった理由?」
  設定が知りたいの? 私、何か変えたかしら?
 ③答える前に更に次の質問がくる。
   「以前の設定でダメだったところ?」
  以前の設定ってどうだったかな?。。。
 ④あれっ、Aさん 怒ってる? どうしよう~(T_T)

Aさんにとっては、最初の質問を
自分なりに具体的にしていったつもり
聞きたいことは1つだと思っています。

Cさんにとっては、次々と質問がやってくる。
どの質問から答えたら良いのか。。。と思っています。

視覚の人は、瞬発的に会話をするのが基本なので
身体感覚の人の答えを待てない。
そのため1人でヒートアップしていってしまうんですね。

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Aさんは、どうすれば良かったのか?
一番、簡単な解決は「メールで質問する」です。

メールで質問するときは
会話で質問するときより、具体的になります。

こんなことが起きて、その原因を探している。
どうやら以前と設定が違っているように思うんだけど
なにか設定を変更したり、
あるいは、なにか知っていることがあれば、教えて欲しい。

メールを受け取ったCさんは、
状況を理解し、自分の知っていることを思い出して
考えをまとめて文章にします。

Aさんは、イライラしなくてすみます。

Cさんは、
秒で回答することを要求されないですみます。

お互いの心の安定のために
コミュニケーションの方法を変えてみませんか?

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Cさんにアドバイス
Aさんから口頭で
矢継ぎ早に質問されたときは
ちゃんとした答えじゃなくても
とりあえず、何か言いましょう。
無視していないよ。
聞いてるよ。
ってことが伝われば充分です。

最初の質問で
「どうしてこうなった?」と聞かれたら
「どうしてでしょうね?」
とオウム返しをするとか
「皆さん、まだ原因がわからないの?」
と聞く相手は他にもいると示唆するとか

じっくり考えるのは、あとで。。。
とりあえず時間を稼いでみましょう。

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