英語学習はきちんと行っているつもりなのに、実際の英会話のシーンになると、会話が続かない、学習したはずの英語が出てこない…
などといった悩みを抱えている人は少なくないと思います。
私自身、英会話初心者のころは、言葉が出てこなくてスムーズな英会話ができずに悩んだことがありました。
たとえばボキャブラリー不足だとか、英語の理解力が不十分であるなら、そこを強化する必要があります。でも、一定水準の英語力があるにもかかわらず、英会話でつまずくことがあるのはなぜでしょうか。
英語で話しかけられることに対する恐怖感
ネイティブに英語で話しかけられると、どんなに簡単な内容であっても、パニックになってしまうことがあります。
リラックスした状態であれば十分聞き取れるはずの内容が、気持ちが高ぶってしまったり、極度に緊張すると耳に入ってこなくなったりするのです。
それで、普段であればなんということなく理解できる内容なのに、生身のネイティブスピーカーの口から飛び出す英語に対しては、へんに構えてしまって「聞き取れなくなる」…。
せっかく学習した英語フレーズも出てこない…。
とても残念な状況ですよね。
では、パニックにならないためにはどうすればいいのでしょうか。
英語でパニックにならないためには?
一つは、どんな内容の英会話になるか、ある程度予測して心の準備をしておくことが有効でしょう。
しかし、常に相手がこちらの予想どおりに会話を展開してくれるとは限りません。というか、どちらかというと、思わぬトピックに飛んでしまうことの方が多いのではないでしょうか。
そんな「予測していない」会話の流れになったときはどうすればいいのか―――
英会話体験の蓄積
これは、もう、場慣れするしかありません。
とにかく英会話の場数を踏んで、どんな会話の「フリ」が来ても、落ち着いて聞き取れるように、自らの耳と口を慣らしていくしかないでしょう。
そのためには、とにかく英会話の機会にどん欲になり、がつがつ会話に参加することが大切です。
英語アクセントに慣れていない場合も
もう一つは、英語話者のアクセントに慣れないケースです。
英会話の相手は必ずしも英語ネイティブとは限りません。英語ネイティブであっても、アメリカ英語とイギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語と、アクセントはさまざまです。一つの国や地域の中でもアクセントの強いネイティブもいれば、ニュートラルで聞き取りやすい人もいます。
さらに、ノンネイティブとなれば、第一言語によってアクセントが異なりますので、ますます聞き取れないリスクが高まります。
相手が英語を話しているのは理解できるのに、アクセントが強すぎて聞き取れない、あるいは自信をもって対応できなくて萎縮してしまう、なんてこと、ありますよね。
でも、この問題も場数を踏むことで解消できるものです。
積極的に英会話に参加しよう
いろんなアクセントの英語にふれておくことも大切ですが、そもそも英会話体験が豊富だと、相手に失礼にならない方法で聞き返すことができるものです。
また、聞き返すフレーズのバラエティも豊かになっていると思います。
英会話は頭だけで行うものではなく、一種の反射神経や運動神経的なものが必要です。とくに初歩の段階では、その傾向が強いです。
ですので、ともかく積極的に英語で会話する、英語を使う機会を増やし、どんどん実地での英会話体験を積み上げていきましょう。