このマニュアルは、リライトやライティング経験のない方でも、できるだけスムーズにお仕事に取り組んでいただけるように、私の8年近いライター経験をもとにノウハウをまとめたものです。
ライターのお仕事の一つの形態として、リライトスキルを身に付けることで、より幅広い案件に取り組むこともできます。
極端な話、高品質なリライトができるライターは、ネット上の情報を拾い集めて記事構成すれば、どんなジャンルの記事でも書けるようになります。
ウェブライターとしてステップアップするためには必ず必要となるテクニックですので、この機会にぜひ身につけておいてください。
(本投稿は、他プラットフォームでも販売しているコンテンツです。重複して購入されることのないよう、ご注意ください)
第一章 そもそも「リライト」とは?
リライトは「rewrite」、つまり書き直すこと。元あった原稿を、あらためて書き直すことを意味しています。
しかしながら、ウェブライターとして戦力となるリライトスキルは、単に単語や文章を置き換えたり入れ替えたりするだけではありません。
原文を参照しながら、自分の知識やより深い情報、体験、感想などを加えて、まったく別モノ、オリジナルな記事に仕上げる作業だと考えてください。
リライトは文章の大意を変えず、見た目はオリジナルの文章に見えるように書き直すことです。元の原稿をそのままコピーしたものでは、リライトになりません。元の原稿といかに違って見せられるかが、ライターの腕の見せ所となります。
具体的な手順と方法として、次のように考えていただけるとよいと思います。
1.段落や分を入れ替えて、文章の流れや構造を変える
2.単語や言い回しを別のものと入れ替える
3.文章単位で他のフレーズへ変更する
4.自分の知識や体験、感想などを加える
例)以下の元原稿をリライトしてみます。
「ホームページ代わりにもなるFacebookは実名での登録を前提としたSNSであり、全世界でも圧倒的なユーザー数を誇るサービスです。」
書き変えた文:
「ホームページ代わりにもなるフェイスブック 実名での登録を前提としたソーシャルネットワークサービスとして、国境を超えて、膨大な数の利用者を抱えるプラットフォームです。」
これでもコピー率は下がります。しかし、これをさらにオリジナルなものにリライトするなら、