中庸が良いと言われる理由

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コラム
看護学校では様々な医療の知識を学び、
また保健師という職業に就いてからは
心身ともに
健康であるための知識を強化し
実生活にもそれを活かしてきました。


しかし、元々ストイックだった私は

「幸せな人生を送るためには健康であることが大事」

という思考が、いつしか

「(体が)健康でなければ幸せな人生を送れない」

という思考にすり替わり、
目的と手段が入違ってしまって
いたように思います。



身体を健康に保つための方法は
たくさんあります。
どれも、理に適っていて
「正しい」方法です。

ですが、
一般的に“正しい”と言われている知識も
人のココロを扱う上においては、
“正しさ”は必ずしも正義ではありません。


例えば、
「健康でいるために、砂糖は控えるべき」
ですが、
甘いものが大好きな人にとって
(極端ではありますが)
糖分を一切摂取できないような食生活は、
何の幸せも見い出せずに
かえって気持ちが不健康となってしまうのでは
ないかと思います。

逆に、
「気持ちの安定を図るために、好きな食べ物を制限しない」
となると
当然のことながら、偏りが出てしまい、
身体への不調が現れてしまいます。


身体の健康をストイックに実践すれば
精神を滅ぼし、
ココロの健康をストイックに実践すれば
身体を滅ぼします。


何についても言えることですが、
どちらか一方に思考が偏ってしまうと
どこかに歪みが生じてしまいますから、

中庸が良いと言われる理由は
そこにあるのではないかな…と思います。


どこか調子が悪い時は
思考がどこかに偏っていないかな?と
振り返ってみると
良いかもしれませんね^^
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