オペ室の清掃スタッフを募集したいという企業様。
清掃スタッフは普通に応募も集まりやすいですし、
さらに時給も相場よりもだいぶ高め(訳ありなので…)。
原稿を掲載する度に応募は集まるが、
面接で「すみません辞退させて下さい…」となることがお悩みでした。
理由は、“血の拭き掃除”があることを原稿では記載していなかったから。
病院の清掃スタッフだから、綺麗な環境で働けるだろう。
そう応募してきた人が、
「血を掃除することがありますけど大丈夫ですか?」
と面接で初めて告げられるわけです。
いわゆる「思っていた仕事ではなかった」というやつですね。
そこでこう提案してみました。
これまで何度もそこで断られたのであれば、
「最初から“血が大丈夫な人”をターゲットにしましょう」と。
“日常”では決して体験できない。
誰にも明かせないあなただけの欲求を、
満たせる仕事がここにあります。
このようなキャッチコピーにしました。
さらに採用条件として、
・血が平気な方・珍しい仕事を好む方としました。
タウンワークでの募集でしたが、
1週間で応募31名、面接20名、内18名が採用OKラインで採用は2名。
と、想像以上に応募が来る結果に。
これまで面接で断られていたのに、
逆に企業側が誰を採用しようか迷うという結果になりました。
ネガティブな内容だったり、
デメリットになると思っていた部分を明確に表現することで応募が増える。
という典型的な例の1つだと思います。
ここまで上手いこといくと私も思っていませんでしたが、
似たり寄ったりな内容よりも、
個性ある原稿の方が求職者の目には確実に止まりやすいです。
また、“ええことばっかり書いている原稿”も敬遠されがちです。
理由は「そんなわけない」と思ってしまうからですね。
少しでもマイナスになりそうなことを記載する方が、
「正直に書いてくれているな」と求職者も安心できます。
ここで気をつけないといけないのは記載する順番です。
最初に良いことを書いて、最後に少しダメな部分を書く。
この順番の方が絶対に良いです。
「こんな良いところがあるなら、これくらい我慢できる」
と、求職者に思ってもらいやすいですからね。