TOEIC800点超えにおすすめな参考書・問題集

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コラム
この記事ではTOEIC800点を目指すのに最適な参考書や問題集をご紹介していきます。

この記事の対象者

基本的には英検で言えば2級以上、
TOEICは700点前後を取れる方を対象としています。

TOEIC800点のレベル感

TOEIC800点はどれくらい難しいのでしょうか?
TOEIC L&Rはリスニングとリーディングがそれぞれ100問ずつ出題されます。

単純にリスニングとリーディングでそれぞれ400点前後を目指す場合、どのような能力が必要なのでしょうか。

ETSの公式サイトでは、リスニングの点数が495~375点前後の受験者の特徴を以下のようにまとめています。

長所
①短い会話において、応答が間接的だったり、または簡単に予測できないようなものであっても、幅広い語彙(あまり使われない語彙、あるいは様々なトピックで用いられる語彙)を使用した話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できる。
②長い聴解文において、幅広く語彙が使用されていても、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できる。情報の繰り返しや言い換えがなかったり、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるときでも、同じことができる。
③短い会話において、否定構文が使用されていたり、構文が複雑だったり、難しい語彙が使われている場合でも詳細が理解できる。
④長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があったり、情報の繰り返しがなくても、話の詳細が理解できる。情報が言い換えられていたり、否定構文が使用されていても、詳細が理解できる。

短所
一般的に、このレベルのスコアを取得する受験者には、解答する際に、あまり使用されない文法や語彙が出てくるときにのみ、弱点が認められます。

引用:ETS TOEIC, レベル別評価の一覧表 (URLはココナラの規約により載せることができないため省略)
一方、リーディングに関しては、420~325点の受験者は、

長所
①文章の主旨や目的が推測できる。詳細が推測できる。
②意味を読み取ることができる。言い換えがあっても、事実に基づく情報が理解できる。
③文章に使用されている語彙や文法が難しいときでも、文章の限られた範囲内では情報を関連付けることができる。
③中級レベルの語彙が理解できる。文脈中の難しい語彙、よく使用される単語の例外的な意味、慣用句的な使い方が理解できることもある。
④規則に基づいた文法構造が理解できる。また、難しく、複雑で、あまり使用されない文法的な構造が理解できる。

短所
①文章内の広い範囲にわたる情報を関連付けることができない。
②難しい語彙、よく使用される単語の例外的な意味、または慣用句的な使い方が理解できないこともある。似たような意味で使われる複数の単語は、区別できないことが多い

引用:ETS TOEIC, レベル別評価の一覧表 

これらをまとめると、800点を取るための能力はパート別に以下のように整理できます。

Part1:基本的には全問正解。

Part2:間接的な応答や内容が予測できない突飛なものでも、語彙力によって内容を推測して正解できる

Part3:否定構文や複雑な構文が会話中に出現したり、多少聞き漏らしても他の部分で内容を大局的に理解し、対応できる。

Part4:出現頻度が低い語彙や文法、構文が出現しない限り、正解できる。

Part5:相当に難しい(出現頻度が低い)語彙や文法、構文が出現しない限り、正解できる。

Part6:相当に難しい(出現頻度が低い)語彙や文法、構文が出現しない限り、正解できる。

Part7:文法規則に従って、基本的に全ての文の解釈ができる。狭い範囲を参照すればよい問題は確実に正答できる。

TOEIC800点を取るなら、Part1、2は基本的に落とせません。相当難しければ2,3問落とすのが許容範囲という感じです。Part3、4も、単純な問題は基本的に全て正答し、一部の難しい問題もできるだけ拾うようにしましょう。
Part5は基本的な問題が多いので、これも基本的には全て正解できるようにする必要があります。Part6は4問目の文脈参照問題がやや難しい場合に落としても問題ありません。Part7は複数パッセージ参照の問題を数問落とす程度になるでしょう。

TOEIC800点に必要な能力

以上からTOEIC800点を取るのに必要な能力は、

①十分な語彙力
②複雑な構文を聞いて一瞬で理解する能力
③複雑な構文を解釈する能力
④単純な文を速読できる能力

の4つと言えるでしょう。

おすすめの参考書・問題集

最後にオススメの参考書を紹介していきます。
各能力ごとに必要な本やアプリを整理します。

①十分な語彙力

・TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ(TEX加藤)
・mikan

がおすすめです。
金フレは方方で散々取り上げられていますが、それだけ完成度が高い単語帳です。一通り覚えましょう。
また、mikanは英単語をクイズ形式で覚えていくものです。TOEICの点数別のコースがあるので、900点達成までやりこみましょう。

②複雑な構文を聞いて一瞬で理解する能力

・TOEICテストPart3&4鬼の変速リスニング(テッド岩倉他)

リスニングは鬼の変速リスニング一択です。
この本を書いてあるとおりにきっちりやり込めば900点も目指せます。


③複雑な構文を解釈する能力

・テーマ別英単語 ACADEMIC [中級] 01人文・社会科学編(中澤幸夫)
・テーマ別英単語 ACADEMIC [上級] 01 人文・社会科学編 (中澤幸夫)

この本の英文はTOEICのそれよりもかなり難しいですし、内容はアカデミックなもので、TOEICに出てくるような文章とはあまり関連はありません。
しかし、歯ごたえのある文章を読み、構造を理解し、納得の行くまで訳と格闘する経験はTOEICでも役に立ちます。
このレベルの文章を読めればTOEICで解釈できない文はほぼ無くなると思います。

④単純な文を速読できる能力

・どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
・スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング 

速読力を上げたいのならば、頭の中に英文のストックを大量に作ることです。
そのためには瞬間英作文が最適です。
瞬間英作文はリスニング対策にもなるので、毎日続けるとよいでしょう。

模試など

以上の教材でトレーニングは行ってもらうものとして、問題形式に慣れないことには点数を取れません。
私がおすすめする模試は次のとおりです。

・公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7 

これは必須です。
高地トレーニングとして、

・L&Rテスト精選模試 リスニング3 (小林美和他)
・L&Rテスト精選模試 リーディング3(小林美和他)

もあるとより良いでしょう。
この問題集は本物に比べると相当難しいです。
制限時間+15分以内くらいで解ければ良いと思います。

まとめ

以上、TOEIC800点超えに向けた参考書と問題集をご紹介しました。

英語は毎日触れなければ上達しません。
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