時間軸の切り分けが苦手

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みなさんこんにちは、のっちです。

HSPの人は過去・現在・未来という時間軸の切り分けが苦手な理由と、その対策をご紹介します。

なぜ時間軸の切り分けが苦手なの?

まず「時間軸の切り分け」とは、過去・現在・未来などが感情や感覚として区別できなくなってしまうことです。

簡単にいうと、過去に嫌なことをした経験があるとしたら、その時の感情や感覚を今でも鮮明に思い出してしまい、まるで今現在に体験しているような感覚になってしまいます。

また、未来でも同じです。
将来の不安やこれをしたらこうなるかもという、「起きてもいない事実」に対して、今起こっているかのように感じてしまいます。

僕も中学時代のトラウマや過去の嫌な経験ほど忘れられないもので、ふとした時に嫌な気持ちになったり、当時聞いていた音楽や匂いなど五感をきっかけに思い出すこともあります。

嫌な記憶を思い出してしまったら?

では、過去の嫌な出来事や未来の嫌なイメージを感じてしまった時にはどうしたらいいのでしょうか?

対策法①時間軸の切り分けが苦手だと認識する

まずはHSPだと知った時に行った流れと同じように、「時間軸の切り分けが苦手なんだ」と認識することです。

すると嫌な気持ちを感じたりした時に、「あ、今過去のトラウマ思い出してる」と一歩引いて見ることができます。

対策法②客観的に分析する

続いて、自分の状況を認識した後は、その状況を客観的に分析します。

もしノートを開ける環境にいるならノートに書き出すのがベストです。

今感じてる感情や感覚は、今目の前で起こっている出来事に対して感じているのか?それとも、過去の嫌な気持ちに対して感じているのか?
もしくは、過去の嫌な感情に起因して連鎖的に目の前のことにも嫌に感じているのか?など冷静に分析してみましょう。

対策法③後悔ないように今を生きる

起こってしまった過去や、起こってもいない未来に対して想像し嫌な気分を感じるくらいなら、今目の前にあるものを大事にしましょう。

っていうことだけだと、ただの自己啓発っぽくなるので補足すると、時間の流れは過去から現在、そして未来に向かっていきます。
ということは今やっていることもいずれ過去になるわけです。

HSPの人は、人や音楽、匂いなどあらゆるものをきっかけに様々な過去を思い出します。
もし今やっていることが思い出したくない過去になるくらいなら、今やってることを思い出した時に思い出したい過去になるくらい向き合っていければ、思い出す過去の数が減っていくんじゃないかなと思います。

時間軸の切り分けが苦手なことは悪いことばかりじゃない

ちなみに時間軸の切り分けが苦手というのは悪いことばかりではありません。

HSPの人はいい面も悪い面も敏感に感じ取っていきているので、非HSPの人がスルーしてしまうような小さな幸せを感じることができるです。
そのため、過去の楽しい思い出や、これから起こる楽しい出来事を感受性豊かに受け入れ感じることができます。

まずは自分は「過去も未来も今の出来事として感じやすいんだ」ということを認識し、だったら楽しい思い出をたくさん作って、思い出すいい過去のストックを作って、楽しい未来をイメージできるように今を精一杯生きようという考え方にシフトできれば、非HSPの人より充実した人生を歩めるんじゃないかなと思います。
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