国家資格キャリアコンサルタント 筆記試験対策

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法律・税務・士業全般
こんにちは!
2回の受験を経て第17回キャリアコンサルタント試験に合格しました(/・ω・)/
コロナの影響もあり、勉強から合格まで丸1年かかりました・・・(-_-;)汗
これからはコミュニケーションコーチとキャリアコンサルタントの両方で活動していきたいと思います!
本日は1度落ちた自分だからこそ言える合格秘話についてお話していきたいと思います!
キャリアコンサルタント試験合格率40~50%ぐらいの資格試験ではありますが、気合でどうこうなる問題ではありません。

私は偶然、「コーチとしてのカウンセリング知識」「社労士事務所での労働法の知識」「福祉施設での雇用問題に対する考え方の学習」これらの環境にいたので点を稼ぐことができた部分があります。

通っていたスクールで合格していった方の特徴としても「心理士」「ハローワークで勤務」「社会保険労務士」「人事・総務」等、キャリアコンサルタントに関わる仕事をされている方が多くありました。
そして関係のない仕事をされている方は苦戦している傾向にあります。

苦戦をされている方、初めて受験される方のために合格までに私がやった事をまとめておいておきたいと思います。



・筆記試験やった事

過去問第10回~最新までを80点以上取れるように反復学習
過去問は鉄板です。

メリットとして
1.問題の出題傾向や出題のされ方を分析できる
2.現時点で自分の実力がわかる
3.得意、不得意が明確になる
といった事があげられます。

1.問題の出題傾向や出題のされ方を分析できる
キャリアコンサルタントの筆記試験は大きく下記のテーマで分けられます。

・人名+カウンセリング理論
・キャリアコンサルタント倫理
・カウンセリング技法(テクニック、ツール等)
・統計情報(労働白書・キャリア開発・雇用推移 等)
・労働法(主に労働基準法)
・厚労省の通達(最新の通達情報)

問題のテーマはほぼ上記のどれかに当てはまるので間違えた問題に関して。
「自分の学習が足りていない」と認めて勉強しなおしましょう。
この1つ1つの積み重ねが本当に合格に結び付きます!

2.現時点で自分の実力がわかる
過去問は目を背けてはいけません。良くも悪くも自分の現在の立ち位置を表してくれています。
私の場合、
1週目:平均52点
2週目:平均66点
3週目:平均72点
4週目:平均84点
このような状態でした。
ここ数年、合格率は45%程を推移しているので極端に難しく、又は簡単にもなっていない状態です。つまり過去問の合格できる力があれば本番でも十分通用すると考えられます。なのでコンスタントに80点と取れたら試験で健闘できると思います。
面倒だとは思いますが、1問1問「なぜ間違えたのか」を分析していってください。偶然間違える、偶然合っている事を無くすための勉強です。
偶然・たまたまという言葉に甘えないでください。
そして選択肢が当たってラッキーみたいな合格はほぼないと考えてください。

3.得意、不得意が明確になる
冒頭でもお伝えしましたが、職業柄得意な分野・知らない分野があると思います。今までは「人名+カウンセリング理論」が3割程の出題を占めたのですが、近年では統計調査の比重が大きくなっています。
なのでデータを覚えるのが苦手な方は別のところに注力したいと考えると思いますが、これは試験の罠に嵌っています。
得意な分野を伸ばすことも大事なのですが、苦手とわかっている部分から逃げては合格は遠のきます。苦手でも構わないので通達や傾向、統計は必ず目を通すようにしてください。

デメリットとして感じられる方の多くは、
1.解答を覚えてしまうから意味がない
2.基本的に同じ問題がでないから意味がない
3.新らしい問題がでたらどうするの?
というもっともらしい意見が挙げられます。
が!が!
これは過去問の使い方を間違っているだけで、
やらないよりやる方が良いに決まってます。

1.解答を覚えてしまうから意味がない
そもそも解答を覚えてしまっても意味がない事はありません。
自分が確信をもってその選択肢を選べる事が大事なので、常に
「なぜこの選択肢を選んだのか」の根拠を言えるようにする必要があります。
逆に言えないのであれば理解が足りていないポイントになるので、諦めて復習してください。
また、間違えた箇所、当たってしまった箇所、自信を持って選択肢を排除できなかった部分を詰めて復習する事で合格率はあがります。
特に気を付けないといけないのは「当たってしまった箇所」です。
答え合わせをした後、〇のついた問題はまず見直そうと思いません。
当たった!ラッキーではなく「これば○○だからこの選択肢が正しい」と根拠を述べられるように意識しましょう。
補足ですが、全ての選択肢に対して根拠を言えるようにするのが理想ではありますが、現実的に難しいと思います。
試験は4択なので最低でも2択まで絞れるように知識を身に付けてください。

2.基本的に同じ問題がでないから意味がない
当然同じ問題は基本出ません。
ただし、出題傾向がわかれば問題の出され方の予想がつきます。
例えばホランドの6つのタイプが問題になる時は
「6つのタイプの名称と内容」も聞かれる可能性があるや
「ホランドは9つのタイプに分類した」等数字を変えてくる可能性がある等、
曖昧な記憶だと似た選択肢で迷う事になり点を落としてしまいます。
なので○○=○○カウンセリング理論を提唱した、その内容は○○
と曖昧さを詰めていきましょう。

3.新らしい問題がでたらどうするの?
そりゃでます。当然。
ただ新しい問題が出たからといって合格率が0になった事はありません。
その問題を解ける方もいれば、他の部分でカバーしている方もいるのです。
試験当日、見たことない問題で焦る事があるかも知れませんがそれは基本的に
「点を取らせない問題」です。基本的に試験でこのバランスが極端に狂う事はありません。
合格に近道は「皆が点の取れる箇所を絶対に落とさない事」です。

落としにかかってくる問題(20%)
選択肢を見ただけで取れる箇所(20%)
選択肢から答えが判断できる問題(20%)
2択まで絞れる問題(10%)
知らないと解けない問題(30%)
イメージとしてはこのような比率です。
多分無知な方でも4割ぐらいはとれてしまう一方、
知らないと解けない問題や2択まで絞れる問題をどこまで稼げるかが合否の分け目だと思います。

次回は実技・論述試験においてやった対策についてお話してきます(^^)

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