営業資料の作り方③ 情報を収集する

記事
ビジネス・マーケティング
営業資料の作り方、第三回です。
今回は情報収集について書いていきますね!

最初から完璧じゃなくていい

ところでこれはすごく大切なことなんですが、ビジネス資料って育てていくものです。

何が言いたいかと言うと、最初から完璧じゃなくていいってことです。

最初は60%程度の完成度でいい。

顧客の反応を見ながら、そして状況の変化を取り入れながら、随時修正し、変更していくイメージで作り始めてください。

リサーチについても、あらゆる情報を集めようと思わなくて大丈夫です。

ただ、どんな情報があるのか、競合はどんな風に事業を展開しようとしているのか、全体のトレンド感などの概要が頭の中にマッピングされていることは必須。
頭の中の情報を人に渡すための言語化作業と思って取り組んでもらえるといいかもです。

どんな情報を集めるか

というわけで収集に入っていきましょう。
営業資料や事業計画書の参考となる情報は、主にグーグル検索で集めます。
検索で書籍がひっかかることもありますので、必要に応じて購入も検討しましょう。

この段階では、
・世間一般に流通している情報
・競合他社の情報
・政府による調査・統計
・民間団体が出しているホワイトペーパー
・学術論文
等、使えそうなものを大まかに収集していきます。

内容は吟味せず、ざっくり内容に目を通し、使えそう、参考になりそうと思ったら
・ローカルに保存する
・urlをコピーして保存する
それと同時に、どのような情報が集まったのか、メモをとっていきましょう。

メモには、使えそうな情報の概要とともに、自分が感じた印象も書いておくと、あとでストーリーの組み立てをするときの助けになります。

リサーチの際に注意すべきこと

出所・出典を必ずわかるようにしておく
営業資料では出典・出所が明らかでないものは使用できません。
正確な情報かどうか確認できない情報は信用されないからです。
統計やデータを掲載する時は、必ず出所があとからわかる形で保存する・メモをするのがおすすめです。

民間のシンクタンク・調査会社の資料は使用できないことも

民間のシンクタンクや調査会社が公表している資料は、ほとんどの場合、勝手に商用利用できません。利用できるかどうかを必ず確認し、メモに残しましょう。
ちなみに最も信用度が高い上に、自由に使用できるのが、国(政府・省庁)の調査・統計です。

時間を区切ってリサーチする
リサーチははっきりいって無限にあなたの時間を奪う種類の作業です。
世の中にある関連情報全てが手に入るわけではないと割り切り、リサーチに使用する時間をしっかり管理しましょう。
営業資料10P程度でしたら、2時間程度にとどめてください。
受け取る側(資料を読む人)の許容量を考えても、渡せる情報量には限りがあります。
2時間の間に手に入った情報の中で最善のものを使って資料を組み立てる、と考えてみてくださいね。

特には学術論文も
学術論文の検索はcinii、J-STAGEといった国内の論文検索専門サイトを使用するのがおすすめ。
(外部リンクは貼れないので使い方等は検索してみてください)
レポートや統計が作られるには、かなり以前から問題化しているか、注視されている必要があります。
検索しても関連資料が見つからない時は学術論文も見ておきましょう!

大切なこと

最初のリサーチはおおざっぱな読みでOKです。
そしてリサーチのあとはしっかり寝ること!
睡眠中に脳が記憶を整理するという素晴らしい人間のデフォルト機能を利用して情報を整理してもらいましょう。

リサーチ作業は脳を酷使する作業ですので、マインドフルネスの呼吸法も有効です。
疲れたな、と思ったら背筋を伸ばして椅子に浅く腰掛け、
・息を吸う 4秒
・息を止める 4秒
・ゆっくり息を吐く 8秒
を5セットしてみてください。

このあと、ストーリーや構成に足りない情報を探しに行くという再リサーチ作業も必ず追加されます。
最初のリサーチでがんばりすぎないようにしてください。

〈宣伝〉
自分でビジネス資料を作りたい時。
作業の短縮・軽減にどうぞご活用ください。
資金調達等のプレゼン資料の作成もお引き受けしています。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す