不眠、睡眠時無呼吸症候群、肥満、うつ、虫歯、高血圧、喘息、ADHD…… あらゆる現代病に終止符を打つ、「失われた呼吸の技術」とは?

記事
コラム
「呼吸の技術」は、私たちの健康や幸福において重要な役割を果たす可能性がある。

ジェームズ・ネスター氏の著書『Breath: The New Science of a Lost Art』この本では、私たちが日常的に取り入れることができる呼吸のテクニックや習慣が、身体や心の健康に与える影響について詳しく解説されています。

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私が、皆様にお伝えしているブレスワークに近しいものを感じたので本日は、呼吸について書かれたこの本「Breath: The New Science of a Lost Art」のご紹介です。



ネスター氏の呼吸の旅

病院の勧めで呼吸教室にいき、そこで思わぬ体験をした著者。すっかり呼吸の力に魅了され研究することに。

しかし、そこで愕然とする。呼吸に関する科学的研究があまりにも少なすぎる! そう、西洋文化では呼吸は軽視されていたのだ。

そこで、著者は独力で呼吸の秘密にせまろうとする。見つけたのが、古代から伝わる伝統的呼吸法。そして、独自の感性と感覚で呼吸の秘密に気が付いた先人たちの功績。

カール・スタウが行った呼吸トレーニングで、オペラ歌手は更に声の響きをよくし、喘息患者は発作を起こさなくなり、短距離走者はオリンピックで金メダルを獲った。

カタリナ・シュロートは生まれついての脊椎側湾曲症でベットの上か、車いす生活が予期された。当時は治療法がなかったからだ。しかし、体操と独自の呼吸法により自身の湾曲症を治してしまう。それだけでなく、治療施設を作り、医者が匙を投げた脊椎湾曲症の患者を集め、呼吸の力で次々と治してしまう。

しかし、これだけの成果を残しても、呼吸の研究は西洋医学において傍流、もしくは異端でありつづけた。スタウなどの実践者や研究者がこの世を去ると、その叡智も技術も消えてなくなってしまうのだった

著者は、このような忘れ去られた呼吸の力と技術、そして伝統的呼吸法にスポットライトを当て、軽妙な語り口で呼吸の秘密に迫ろうとする。
勿論、ただのエピソード記録にならないように、近年なやっと西洋医学で注目され始めた様々な呼吸に関する研究も随時挟まれていて、かなり信憑性が高い。

                        引用”BREATH: 呼吸の科学 レビュー”






不眠、睡眠時無呼吸症候群、肥満、うつ、虫歯、高血圧、喘息、ADHDなどこれらの現代病は、私たちの生活様式や環境の変化によって引き起こされることが多いものです。

しかし、ネスター氏は、これらの問題の背後にある共通の要因の1つが、我々の失われた呼吸のパターンや習慣にあると主張しています。

正しい呼吸パターンを取り戻すことで、私たちの健康を改善し、これらの現代病のリスクを減少させる可能性があります。ネスター氏は、深い鼻呼吸を通じて、体内の酸素供給を最適化し、自律神経系をバランスさせることの重要性を強調しています。また、口呼吸や浅い呼吸が引き起こす問題にも焦点を当てています。

さらに、ネスター氏は、呼吸法を通じてストレスを軽減し、睡眠の質を向上させる方法についても言及しています。深い呼吸や瞑想を取り入れることで、心身のリラックスを促進し、不眠症やうつ病の症状を軽減することができるかもしれません。

「呼吸の技術」を学び日常生活に取り入れることで、健康や幸福に大きな影響を与える可能性があります。呼吸は生命の基本であり、その力を最大限に活用することで、私たちは現代病との戦いに終止符を打つことができるかもしれません。


引用 Breath: The New Science of a Lost Art James Nestor (著)

毎分毎秒、途絶える事なく繰り返す”呼吸”ですが、今まで生きてきた中で正しい呼吸の仕方を学んだ人は少ないでしょう。しかし、正しい呼吸の仕方を学ぶことで、

・オペラ歌手は更に声の響きをよくし
・喘息患者は発作を起こさなくなり
・短距離走者はオリンピックで金メダルを取り
・医者が匙を投げた脊椎湾曲症の患者を集め、呼吸の力で次々と治してしまう

そんな現象が事実としてこの世界で起きているのだから、信じざるを得ない。

今日も呼吸という奥深い人間の機能について学びをシェアにお付き合いいただきありがとうございます。

ぜひ、一緒に正しい呼吸について学んでいきましょう!

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