ちゃぶ台返し、という悪癖を止めた

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コラム
我が母 (「ワガママ」と読んでね)
にはよく
「あんた、短気やなぁ」
と言われていました

”そうか?” と思ってました。

彼女が「ハルは短気だ」と思う理由は、
彼女の性格から発しています。

彼女に対しては、一瞬にして強く

「NO!」

と言わないと、

”断ったと思ってくれない”
という面倒があります。今も。

ゆえに母には、脊髄反射的に 
”瞬間ちゃぶ台返しの技” 
を発動させていたのです。

ノ`□´)ノ⌒┻━┻ NOOOO!!

例えばわたしの子どもがまだ小さい頃、母に
「子どもにお菓子あげてもいい?」
と聞かれたとします

「すぐ夕飯だし、お菓子をあげるとご飯食べなくなっちゃうから、やめといて」
と理由を織り交ぜた断り方をすると

・・・まんまとお菓子をあげてます。

それを見つけて

「なんでお菓子あげてるの?やめといてって言ったよね?」

と母に詰め寄ると

「”お菓子食べてもちゃんとご飯食べや”と言ったら、”うん”と返事したから」

という返答が。

「( ゚Д゚)ハァ? それが無理だから言ってるのに⁈」

とこちらが怒りをあらわにすると

「子どもにそんなに怒らなくてもいいやん」

という返答

いや、アンタ! アンタに怒ってるねん
というハメになってました。

我が母は「自分が悪かった」とは、
全っ然思わないひとです

ゆえに↓

次に我が母に
「子どもにお菓子を・・・」
と言われた瞬間に

「あかん! 絶対あかん!」
とソッコーで、にべもなく、
全面否定する必要がありました。

こちらは
「理由を含めて説明すると、言い訳を作って無視される」
と学んでます。

何度も似たような経験を経て、断る時は
「NO!! 絶対にNO!!」
と強く断ることになる

結果、彼女には
”わたしが突然キレた”
ように見え

「ハルは短気」
となるわけですよ

これで「短気」と言われるのは、
不本意でした

が、それはいつしか習慣化し、
一事が万事、彼女に断る時は

「頭から強く断る」
という行動を取っていました。

・・・で、ある日、

他の人が ”瞬間湯沸かし器” になっているのを見て
「あれと同じこと習慣化している」
と気付きました。

それから、
NO!!
という前に一呼吸おくようになりました。

すると大抵のことは
「普通に伝えて無理なら、諦めよう」
と、気持ちに変化が現れました。

※言いたいことは必ずいう

いきなりの ”ちゃぶ台返し” 的な
「NO!!」
がなくなると、

「短気」と言われる行動は「習慣」、
単なる「悪癖」みたいなものだった、
と気付きました。

こちらにも言い分があるだけに
「悪癖」だと気付いてなかっただけです。

彼女自体は変わりませんが、
こちらの心持ちが変わることで
対応も変化していく…

何が言いたいか、というと

ひとに対する「癖=習慣」は、
相手が変わらなくとも、
自分は変わることができる

と言う事です。

出来ればこちらも
やりたくなかった習慣
を、止めることが出来てホッとしてます。

もし今、
なんらかの悪癖があると自覚があるなら

「それは自分の心持ち次第で変えられるのだ」

ということです。

例えば、
・ひとの態度が気になり、それがその日の自分の気持ちに影響する
・相手の反応が気になり言いたい事が言えない
・すぐネガティブな方向に考えてしまう
などなど

「変えたい」
と思う「癖」は、変えらるんだ

ということです。

その為にも自分を知り
「どんな思考の癖があるのか」
を知る必要があります。

思考の癖を一人で見つけるのは、
実は難しいものです。


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