○はじめに
朝食を食べない人の割合は20代が最も多く、男性3割、女性2割の方が朝食を食べないようです。また、「朝は時間がなくて食べられない」、「朝から食欲がわかない」そんな声がよく聞かれます。
今回は朝食の効果と朝食に摂りたい栄養をご紹介します。
○朝食の効果
1.代謝の促進
一晩中断食状態にあった体は、朝食を食べることで体の代謝が活性化します。代謝機能が「起動」し、エネルギーを消費しやすくなるのです。
2.脳へエネルギーの供給
朝食は身体のエネルギー源になりますが、特に脳はブドウ糖を主なエネルギー源として利用されます。朝食によって得られるブドウ糖は集中力や記憶力の向上に役立ちます。これにより、仕事の効率を上げられるです。
check! ブドウ糖=グルコース=炭水化物=糖質
※厳密には違いますが、同じ認識で大丈夫
3.ホルモンバランスの調整
朝食を取ることで体内リズムが整い、脳のホルモン分泌が適切に分泌されます。朝食を摂ることは、自律神経を整える効果もあり、気持ちが安定したり、血糖値の調整にも良い影響があります。
4.長期的な健康効果
朝食を食べる習慣は、心臓病や2型糖尿病などの生活習慣病のリスクを減少させることが言われています。朝食を食べることで、好循環をめぐり、生活習慣病に対する予防効果は発揮します。
○朝食に取り入れたい栄養素
①炭水化物:燃料
身体活動の大基のエネルギー源になります。身体と脳にエネルギーを供給することで、身体や脳の各機能を働かせます。
全粒粉のパンやオートミールで、長時間の満足感を。
②タンパク質:材料
身体の元となる材料のこと。身体の修復や成長に必要な栄養素で、筋肉を付きやすくし、代謝を良くます。
③ビタミンとミネラル:機能
身体の機能や調子を整えます。三代栄養素(糖質・たんぱく質・脂質)の働きをより良くします。ビタミン・ミネラルは体内での生成がなく、食べることでしか取り入れられません。継続的に摂取しましょう。
具体的な取り入れ方など、次回の投稿で詳しく説明します!
○さいごに
朝食を食べる習慣は、健康はもちろん、日々の生活の質そのものを向上させることができます。小さな一歩が、大きな変化をもたらすことを願っています。