あなたは、どんなときに共感したと思うでしょうか?
少しその時のことを思い出して下さい。
ただ、その思い出して頂いた共感は、少しのズレがあったらそこまで共感はできなかったのではないでしょうか?
そして、その共感のほとんどは、体験談(ストーリー)などによってシンクロします。
ただ先程も言いましたが、少しでもズレが生じるとシンクロしないだけではなく、逆にうっとうしい存在になります。
欲しがってもいない人に商品を売るのと、今すぐ売って欲しいとお願いされている人に売るのとでは、売る行為は同じだとしてもまったく意味合いが違います。
だから、目の前にいる相手が「今」何を考え、どう思っているのかを「常に」考えなければいけません。
対面の場合、話を聞いていない時と興味を持った時は、表情がまったく違うのが分かると思いますが、これは、サイトでもチラシでも何でも同じです。
お客様の中には必ず感情が存在します。
その感情が共感に変わるか無関心に変わるかだけです。
だから、ただ文章を書くのではなく、相手が「今」何を思っているのかを想像しながら構成する必要があります。
そして、ここで重要なのは流れです。
導入部分とこの流れが相手を引き込みます。
このはじめの段階で躓いてしまえば、あなたは望む結果を得ることができません。
まずは、共感を得ようと考えて構成するのではなく、どうしたらシンクロ出来るかを考えていけば、おのずと共感ポイントは見つかります。
では、どのようにその共感ポイントを見つけ、シンクロさせることができるのかというと
お客様の「今」を見て、あなたがこれまでに同じ経験をした「過去」を重ねることが、心の扉を開く鍵となります。
遠い過去ではなく、少し前を歩いているんだというのが最も重要で、共感に変わります。
10年前は貧乏で、今は億万長者という人より、3ヶ月前までは500万円の借金があったけど、今は完済し危機を乗り越えました。
と言う方が共感に繋がります。
人は、自分より遠すぎる人は、憧れにはなったとしても共感の感情は生まれません。
だから販売者は、キラーストーリー(過去の恥ずかしい自分の話)をし、共感ポイントにアクセスしてくるのです。
借金がある人には借金の話を
自殺経験のある人には自殺の経験を
離婚経験のある人には離婚話を
同じ経験をしたことがない人には、その辛さは理解できません。
だからこそ、同じ経験を持つ人は共感し合うのです。
ただ、あなた自身その問題を解決したのであれば、次は、その困っている人を助けてあげる必要があります。
少し前の自分を思い出して下さい。
あなたも誰かに助けてもらい抱えていた問題を解決したはずです。
今度は、あなたが困っている人を助ける番です。
これまでに同じ経験をしていれば、シンクロさせることはそれほど難しくないはずです。
ということで、今回はここまで。
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