夏休みの自宅学習のポイント! ~作文・自由研究等~

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はじめに

 以下、注意書きも兼ねていますので、必ず目を通してください。

☆このブログは夏休みの宿題を少しずつでも自力でチャレンジできるよう、私なりにアドバイスやポイント等をまとめたものになります。宿題代行や作文の代筆等は一切行っていません! 自分の課題は自分で取り組みましょう!!

有料ページのスクショ・コピペの拡散は禁止です。よろしくお願いします。

☆このブログでまとめていることは、あくまで私個人が感じたことや実践してきたことです。「このやり方が絶対に正しい!」というものではありませんし、「絶対にこのやり方で勉強してください!」と強要するものでもありません。合う合わないそれぞれあると思うので、合わないと思った項目はスルーしてください。

☆日々の基本的な勉強法については、前回投稿したココナラブログ『「自宅学習」って何をすればいいの? ~日々の学習・定期テスト対策を中心に~』(有料)でまとめています。第1章は無料で読めるので、よろしければ読んでみてください。



第1章:作文

 毎年夏休みが始まるころ、「作文」に対する負の感情が溢れたtweet等をちらほらと目にするような気がします。好き嫌い・得意不得意が大きく分かれる課題の1つですよね。皆さんは「作文」を書くことは好きですか?
 この章では「桜花なりの作文に対する考え方・ポイント」をまとめていきます。少しでも作文が苦手な人のお役に立てれば幸いです。

1-1 「作文」についての桜花の考え

 「作文の宿題なんて何のためにあるの?」
 「作文を書くことは苦痛でしかない……。」
 「実は親が代わりにかんがえています。」
 「代筆してもらっています。」

 自力で頑張っている人、「作文、別に嫌いじゃないよ!」という人、「むしろ作文は得意です!!」という人もいらっしゃるでしょう。しかし、このブログを読んでくださった人のなかには、「作文無理!」という方も少なくないのではないでしょうか。
 個人的には、作文のポイント・コツを知ったうえで、ぜひ「文を書く練習」として作文にチャレンジしてみてほしいです!

 作文に限らず、国語の授業や宿題、テストや受験の対策は、他の科目の比べて取り組み方の指導が蔑ろにされがちな印象があります(私の主観でしかないのですが)。

 「日本人だから読めばわかるでしょう?」
 「このくらいは書けるでしょう?」
 「国語は勉強のしようがない。」

等といった「まともな指導をしない言い訳」を、私は何度も耳にしてきました。呆れてしまいますよね。そして、その結果として、文章を読んでも何が書かれているのか理解できない、何を問われているのかがわからない、意味の通る文・文章が書けない人が出てくるわけです。私は実際に勤務先の学習塾の授業で、そういった生徒たちを見ています。当然の結果ですよね。教わっていないのですから。みんながみんな「自力で考え、自力で学習し、自力で力を伸ばす」ということができるわけではありません。まともな指導をしてもらえず、考え方・取り組み方がわからず、ただただ苦痛なものになってしまう……それは、とても悲しいことです(もちろん、児童生徒の理解度に応じた、丁寧な、適切な指導をされている先生方もたくさんいらっしゃると思いますが……)。

 私自身決して文章が上手いわけではありませんが、「私自身が学生時代に作文をどう書いていたか」「現役小中学生の作文・記述解答を見て気づいたこと」を組み合わせて、まとめていきます。私もまだまだ勉強中の身でありますが、「情報共有」の1つとして読んでいただけると嬉しいです。

1-2 まずは「作文のネタまとめ」からはじめよう

 どのようなテーマの作文でも、いきなり原稿用紙に書き始めないようにしましょう!

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 ノートでも裏紙でも何でも構いません。草案(下書き)を練っていきましょう。難しく考えなくても大丈夫です! 箇条書きで良いので、「まずこの話から書こう」「次の段落はこれを書こう」といった感じの、ネタのメモをまとめてみてください。広く浅くあれこれ書くのではなく、1点に絞って深く掘り下げてみるのがオススメです。
 読書感想文、夏休みの思い出、その他様々なテーマの作文があると思いますが、今回は読書感想文を例にネタの具体例を挙げてみます。

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※全て盛り込まなければならないというわけではありません。

 読書感想文で個人的に大切かなと思うことは以下の通りです。
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「あらすじ紹介文」「心に残った場面・セリフ集」ではなく、あくまで「読書感想文」である、ということを意識して、ネタをまとめ、段落の構成を考えると良いでしょう。

〈他の作文のテーマについての案・ヒント〉
【夏休みの思い出】

「楽しかったです。」
「面白かったです。」
「また〇〇したいです。」

といった内容(文末)の羅列、つまり、「日記(長文バージョン)」になりがちなのかな……というイメージがあります。テーマを1つに絞り、「その体験を通して何を得たか・学んだか」「今後にどう活かせるか」に触れるだけでも深みが増すのではないでしょうか。

 ※日記に例えましたが……日記も日記で「その日全体のことを振り返って書く」だけではなく、「印象に残った一瞬のことを深く掘り下げて書く」のも良いと思います。

【その他(交通安全、税、環境問題等)】

 普段あまり意識してこなかったような、大きなテーマが作文の課題となることもありますよね。ネットや本で調べてみながら、自分の考えをまとめられそうなネタに絞り込んでいくところから始めましょう。自分の経験と結び付けられるような、身近なネタ探しを意識してみるのがオススメです。

 例えば、税に関する作文であれば、
「身近なところでの税金の使い道について調べてみる」
「自分や自分の家族は買い物でどのくらい消費税を払っていることになりそうか調べてみる」
「こんな使い方はどうだろう、という自分なりの提案」等々……。

 広く浅く書くよりも、1点に絞って話を広げ、整理してみた方がまとまりのある作文になるかと。

〈ネタの具体例〉
①実際に小学生のときに書いた読書感想文(細かいところはうろ覚えなので一部のみ)

『子ぎつねヘレンがのこしたもの』(偕成社 著:竹田津実 イラスト:岩本久則)
〇子ぎつねのヘレンは、目も見えない、耳も聞こえない、匂いもわからない。
→1つ不自由なだけでも大変だと思うのに、「三重苦」の大変さは想像もできない。

〇小学校5年生のときの福祉の授業で、車いす体験とアイマスクをして友達の手を借りながら校内を歩く体験をした。
→慣れたはずの学校なのに、アイマスクをつけただけでとても不自由に感じた。ちょっとした段差等が怖かった。ヘレンはこれに加えて耳も聞こえないし、匂いもわからないから食べ物の味もわからないのか……。

 ということを軸に感想文を書いたことは覚えています。

②兄弟にアドバイスした交通安全の作文のネタ
 小学校入学前くらいに目撃した交通事故を具体例に挙げるのはどうか。
→私たちがタクシーで信号待ちの途中、緊急車両が赤信号を通過しようとしていた。そこにわき見運転の車が(携帯電話を触っていた?)追突。

 私は「こんなことがあったの、覚えている? 交通安全がテーマなら、具体例を入れて話を掘り下げてみるのはどう?」とアドバイスをしただけなので、最終的にどのような仕上がりになったのかはわかりません。しかし、いい感じの賞を貰えていた……と記憶しています。

1-3 原稿用紙の使い方を確認しよう!

 基本ルールや意識すると良さそうなテクニックは以下の通りです。

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 これらを意識するだけで、とても読みやすい作文になります! あとは、誤字脱字に気を付けたり、指定の字数内にまとめられるようネタを調整したり……というのも大切ですね!
 さらに細かい原稿用紙の使い方、表記のルールについてはここでは割愛します。気になる方は、各自検索したり、作文の参考書等を読んだりして作文を極めていきましょう!

1-4 上手な人の作文をたくさん読んでみよう!

 作文コンクールの公式サイトをいろいろ検索してみてください。過去の優秀作品が公開されているところもあります。そのまんま丸写しは当然NGですが、作文の構成や、ものごとの捉え方、感想・意見のまとめ方、表現のバリエーション等、学べることはたくさんあるはずです! 他の人の作文を読んだり、自分でも書いてみたりするなかで、言葉で表現する力を伸ばし、様々なものの見方・知識の引き出しを増やしていきましょう! 

第2章:自由研究

 学校・学年によってテーマが指定されていたり、自由だったり、それぞれだと思います。「自由研究の進め方・まとめ方も教わっていないですよ!?」という方は、以下の項目を参考にしてみてください!
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