ご覧いただきありがとうございます。
毎日、いろんな方と出会います。
時には涙する方も。
「誰にも言えなくて…」
タイトルのように、涙をされる方もいらっしゃるくらい。
仕事を休んで治療に来ており、治療するたびに身体が悲鳴を上げている。
治療をすればするほどダメージは大きくて次の治療も更に難しいものになっていく。
そういった不安と日々向き合っている方だった。
「調子はどうですか?ごはん、食べれてますか?」
本当にささいな質問だったけれど、身体の悲鳴や不安から急に大きな目が潤んできて、溢れんばかりに泣き出された。
とっさにティッシュを渡し私は察した。
「ゆっくりで良いから涙を流して、拭いて行ってください。不安でしたね。」
私の何気ない声掛けが人の心にこういう風に届くんだと思った瞬間だった。
少しでもその方の重荷を下ろしてあげられるのが私の役目だと思えた。
「ありがとう、楽になった。またね。」
その方に限らず、色んな不安や恐怖と闘っている人は多くいらっしゃる。
それを家族や友人にさえも言えない方はどんなに辛いだろう。
私はそんな方の心に寄り添いながらほっと一息つける居場所としてあり続けたいです。
ご覧いただきありがとうございました。