~単語帳の攻略~ 単語・熟語の覚え方

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今回のテーマは「単語・熟語の覚え方」

 私が英検対策を始める時に思ったこと…。それは、「単語を覚えるのが超大変!」。
 単語帳は分厚いし覚えるまでにかなりの時間がかかるためできるなら避けて通りたいところですが、単語を覚えることは英検だけでなく英語学習においての基礎ですから避けて通ることはできません。
 そんな悩みを解消すべく、私が実際に取り組んでいた勉強法をシェアしたいと思います!


目次
①まずは1周する
②100語1セットで覚える
③ひたすら繰り返す
④語彙問題を解く

①まずは1周する

 単語帳を買い、まず初めに単語帳を1周してください。単語帳にはとても多くの単語が載っていますが、その中には自分がすでに覚えている単語があります。すでに覚えている単語は思い切ってペンで線を引き消してしまいましょう!

※消すのが心配な場合は横に×印をつけるでも構いませんから、自分が見て覚えている単語だと分かるようにしてくださいね

 こうすることによってどの単語を覚えていて、どの単語を覚えていないのかすぐにわかります。受験する級にもよりますが、1周目で2〜3割の単語を消すことができます。


②100語1セクションで覚える

 次に100語を1セクションとして単語を覚えていきます。ここで大事なのは【覚えた単語はどんどん消していく】です。

 手順は以下の通りです。

  a) 英単語を見てすぐに意味が出てくるものにチェックをつける
  b)チェックがつかなかったところを覚える
  c)覚えたかテストをする

 これをa→b→c→a→b→cと繰り返していきます。

 私はチェックを3回つけることができたら単語を消すというルールで上記の手順を繰り返し行っていました。


③ひたすら繰り返す

 ②で紹介した方法をひたすら繰り返すのですが、やみくもに繰り返しても効率が悪いため私は【エビングハウスの忘却曲線】を参考にしました。
 エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した、特に中期記憶(長期記憶)に対する時間の経過と記憶の関係を表した曲線のことをいいます(引用:一般社団法人日本経営心理士協会)。

 覚えたことは1日で74%忘れてしまいますが、繰り返すことで記憶の定着率が上がるため1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が覚えていることが多くなります。更に1回目の学習から復習のタイミングが早い程、記憶の定着率は上がるため、なるべく早く復習をするべきです(1週間も復習をせず放置するとほぼ0からのスタートと同じになってしまいます)。

 時間に余裕があれば毎日復習することをおすすめしますが、1セクションの復習を1日後、3日後を目安に行うと良いのではないかと思います。


④語彙問題を解く

 「単語帳に載っている単語を覚えてしまえば大丈夫じゃないの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。確かに単語帳に載っている単語を覚えることは重要です。しかし、単語帳で見る英単語と実際に問題で出てくる単語は全く別物のように感じます。
 私の経験上、いくら単語帳で覚えた単語でも語彙問題で出てきたり、長文に出てくると単語の意味がでてこないことが多いので、単語をある程度覚えてきたら語彙問題も並行して解いてください。そうすることでインプットとアウトプットができるため覚えやすくなります。


まとめ

 単語・熟語を覚えるには以下の4点を押さえることをお勧めします!

 ①まずは1周する
  →覚えている単語・覚えていない単語を可視化する
 ②100語1セットで覚える
  →覚えた単語はどんどん消していく
 ③ひたすら繰り返す
  →復習のタイミングは1日後、3日後
 ④語彙問題を解く
  →アウトプットをして記憶に定着させる

 単語・熟語を覚えることは大変で決して楽な道ではありませんが、今回紹介した方法がみなさんの英語学習の参考になれば幸いです。
 英検合格を目指して頑張ってください!

【参考】
・一般社団法人日本経営心理士協会、エビングハウスの忘却曲線

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