犬の1日に必要なカロリー数の計算方法とは?①

記事
ライフスタイル
こんにちは!犬の管理栄養士として活動しております、土田です🐶
本日は掲題のテーマについて皆さんに共有出来ればと思います。

『うちの子の1日に必要なカロリー数は〇〇kcalです!』
『なので、ドライフードは何gで、手作り食は何gを1日○回与えています!』
この様に明確に、かつすぐに返答出来る愛犬家様はいらっしゃいますか?
………いかがでしょうか?

『あ、我が家ではいつもこのスプーンのこの辺までカリカリをすくって、あげていたな』
『ドライも手作り食も量は適当だった』
そんな方も中にはいらっしゃった筈です。
それが全く悪い!ということではありません!
量が多ければ愛犬ちゃんは喜んだでしょう◎
量が少なければ体重増加を防いでいたかもしれません◎

ここで考えなければいけないのは、
食事の過不足は犬の健康に影響するということです。
以下がカロリーの過不足で生じるリスクです。

〜カロリー過剰な食事〜
肥満: 過剰な食事は肥満を引き起こす可能性があります。肥満は犬の健康を脅かす要因であり、関節や骨格への負担を増加させ、関節炎や骨の問題を引き起こすリスクを高めます。また、肥満は心臓病や糖尿病などの疾患の発症リスクも増加させます。

消化器系の問題: 過剰な食事は消化器系に負担をかけます。胃腸の問題や消化不良、下痢などが発生する可能性があります。特に高脂肪の食事は、胃腸を刺激して消化器系のトラブルを引き起こすことがあります。

心臓疾患や高血圧: 過剰な塩分や脂肪の摂取は、心臓の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。これは心臓病や高血圧を引き起こすリスクを増加させます。

腎臓の問題: 過剰なタンパク質摂取は、腎臓に負担をかけ、腎臓機能の問題を引き起こす可能性があります。長期的には腎臓疾患のリスクを高めます。

〜カロリー不足な食事〜
皮膚・被毛の問題: たとえば、タンパク質やビタミン類の不足は、被毛の質や皮膚の健康に影響を与えます。被毛の光沢がなくなったり、皮膚が乾燥してかゆみや炎症を引き起こすことがあります。

免疫力の低下: 充分な栄養素を摂取できないと、免疫機能が低下します。これにより、犬は感染症にかかりやすくなります。免疫力の低下は、犬が病気に対抗するための能力を弱めるため、重篤な病気にかかりやすくなります。

消化器系の問題: 適切な食物繊維や栄養素の不足は、消化器系の正常な機能に影響を与えます。これにより、下痢、便秘、消化不良などの問題が引き起こされる可能性があります。

成長や発達への影響: 成長期の子犬や若い犬にとっては特に、栄養不足が身体的な発達に影響を与える可能性があります。例えば、骨や筋肉の発達に必要な栄養素が不足すると、骨の形成に問題が生じたり、成長が遅れたりすることがあります。

一つの病気が万病の元になるケースもあります。
これらのことから、愛犬の1日に必要なカロリー数をまずは把握しましょうと
私にご相談頂く方にはお伝えしています。

ただし、どうやって計算したらいいの?
方法がわからないよ?
という方が殆どと思います。
なぜなら計算式は複雑であり、生活様式、愛犬の置かれている状況、疾患歴など、計算にかかわる数字が多いためです。

そんな方は直接ご相談頂き、ご提示させて頂きます◎

また、次回のブログではその計算式に一歩踏み込んでいきたいと思います。

では、本日も素晴らしい愛犬との生活を送ってください(^ ^)
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す