国家試験キャリアコンサルタント試験 ~試験対策はどうやる!?~

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ビジネス・マーケティング
このブログは私の人事・転職エージェントとしての経験を元に、私の身近で起きた採用・転職に関わることを綴って参ります。
業界・企業規模など特有のケース・事例が出てくるかもしれませんが、「そんなこともあるんだ」という暖かい目で見ていただけますと幸いです。
皆様の身の回りでは起こりえない事であってもご容赦ください。
採用の現場ではいろいろなことが起きているんです(笑)

さて第25回 国家資格キャリアコンサルタント試験が終了しました。
受験された皆様 お疲れさまでした!
合格発表までの約1ヶ月の間、ドキドキされることと思いますが、一旦、心を休めてください。

これまでキャリアコンサルタント資格の概要・受験資格を得る方法・実際の試験内容をみてきましたが、本日は試験対策にフォーカスを当てたいと思います。

まずキャリアコンサルタントの試験は学科試験と実技試験(論述・実技)が行われます。
それぞれの対策方法・ポイントを見ていきましょう。

■筆記試験

1.過去問を徹底的にやりこむ
  国家資格キャリアコンサルタントのホームページに過去3回分の過去問が掲載されています。この問題をダウンロードし何度も解くことをおススメいたします。もちろん市販の問題集を活用することも1つの手法です。

  筆記試験はマークシート形式で「正しい物を選べ」「誤っている物を選べ」といった紛らわしい選択問題が続きます。
  テキストを読み込んで覚えることは当然ですが、出題された問題を繰り返すことでパターンを掴むことがとても重要です。

2.時事問題 / テーマのニュースや記事に目を通す
  試験前後の時事を扱った問題が出題されるケースがあります。
  最新の統計データやニュース記事に目を通しておくことをおススメします。

【 受験時のポイント】
『確実に70点を取る』ことを優先しましょう。
90点や100点を取る必要はありません。70点で合格です。

特に注意していただきたいのはタイムマネジメント。
1つの問題に悩んでしまい、最後まで取り掛かれないケースも。
問題文を読んで悩むような時は、その問題を後回しにしどんどん先の問題に取り組み、最後まで終わってから飛ばした問題に取り組むなどの工夫をおススメします。

■実技試験(JCDAの場合)

【ロールプレイング】
養成講座に通うと毎回のようにロールプレイングの機会がありますが、これはあくまでキャリアコンサルティングの入り口に立つための儀式のような物。
気恥ずかしさを無くすための準備運動のような物です。

国家試験に合格する上では、養成講座でのロールプレイングだけで合格レベルまで高められることは少ないです。
転職エージェントなど日々、『面談』をお仕事として行っている方でなければ養成講座の場だけで合格できるものではありません。
※「資格試験向けの面談」と「転職エージェントの面談」は全くの別物で、転職エージェント経験者は別の意識・トレーニングが必要です。

また、養成講座の最終日から3ヶ月程度の期間を空けて、試験日が組まれていました。
その為、私の周囲は養成講座修了後に、民間の受験者支援サービスを利用し実技試験の対策を行っている人もいました。

私も含め同様のサービスを提供している方がたくさんいらっしゃいます。
貴方にあった支援サービスをご利用ください。

※利用するサービスがどの試験団体に準拠しているか必ずご確認ください。


【 受験時のポイント】
1.『求職者と向き合う』ことを意識しましょう。
話の展開を考えていると「次に何を聞こう」などいろいろと考えてしまいますが、とにかく「相談者と同じ景色・同じ思いを見る」ことに着目し、質問を繰り返します。
『周辺情報が知りたいな』と話を展開しそうな気持をグッとこらえて相談者と向き合ってください。

2.短い時間(15分)ではゴールにたどり着けない。
相談を受けていると「役に立ちたい」「ゴールを設定したい」という想いに駆られることがあります。
しかし、試験時間(15分)という短い時間では、到底ゴールまで行きつくことはできません。
その為、途中で止まって良いのです。
無理にゴールまで行きつこうとしなくて良いのです。

なぜならば『試験』であり『ロールプレイング』だからです。
実際の相談の場ではありませんから、途中までで終わって良いのです。

いかがでしたでしょうか。
私の実体験を元に書かせていただきましたが、皆様の試験対策の参考になれば幸いです。
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