私を生きる、ために必要なこと

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前回は、孫と接する母親の姿をみて、
幼少期のころに感じていた気持ちを
思い出したことについてでした。

母親からしてもらえなかったことは
私が親になったら絶対にこどもにしてあげよう。
こんな母親にはならないでおこう。

理想の母親像を植え付け、
その理想と現実の狭間で押しつぶされそうになったことを
お伝えしました。


今回は自分のことも大切にしながら、
周りとの関係が良好に変化した過程をお伝えします。

最後の方に、
簡単な心のセルフケアも書いていますので
もし良ければご覧ください。


こどもの頃から、
自分が大丈夫じゃなくても、
平気なふりをして、
人に心配させないように振舞ってきました。

人との距離感が分からず、
この人は顔色変えないだろうか?
裏切ったりしたいだろうか?

仲良くなった相手でも、
いつもそういった心配を抱えていました。

もう幼少期のように傷つきたくないので、
大人になると心を防御するようになったんだと思います。

人を信じられないということが根本にあります。

親にですら素を見せられず、
本当の素の自分がどんななのか、
分からなくなっていました。

はじめての子育てのとき、不安でしょうがなく、
自分の想い通りにならない上に、
予想不可能なことばかり起きることがしんどく、
可愛いと思える瞬間がほとんどありませんでした。

鳴き声も苦手で、聞くと焦るので、
泣かせたらどうしよう。
早く泣き止ませなければと必死でした。

そして二人目出産後、
一人目の赤ちゃん返りが激しく続く中、
産後うつを抱え、誰にも話せず症状を放置していました。

本当に辛くなってきたあるとき、
3人の女性に助けられました。

それは夫から薦められた
「ファミリーサポート(市から委託された民間の育児援助者)」。

そして「義母」。
辛い私の状況をみて、
押し付けのない優しさで
良い距離感で手を貸してくれました。

またオンラインで受けられるカウンセリングを見つけ、
「カウンセラー」
を頼ることができました。

この三人の存在はとても大きく、
この人なら信じられる、裏切られない、比べられない、
実の親には感じたことのない
安全安心さを感じたのです(*´ω`*)

ファミリーサポートさんには
肩に力の入らない自然な育児を教わったり、
お腹の底から笑うような話をしてもらい、
育児って大変だけど、幸せなことなんだと知りました。

義母からは無条件の優しさ、労りを受け、
心に安心感が育ちました。

カウンセリングでは
「アダルトチルドレン」だということが
分かったおかげで、
心がホッと落ち着きました。

自分を疑う、否定することばかりの連続でしたので、
私が変なんだ、普通じゃないと思って生きてた日々。

だけど、
アダルトチルドレンだと知って分かったこと、
それは
変だったのは私ではなく、
こどもの頃の家の中の人たち。

それが原点であり、
家族の習慣・癖を身に付けたことが、
大人になってからの生きづらさに繋がったんだなぁと腑に落ちました。

そこからカウンセリングを2か月に1回続け、
産後うつもなくなりました。

自分でも、
感情に気づく練習、
気持ちの良いコミュニケーションを身に着けることに取り組みました。

具体的には

感情をありのままに感じる練習、
その感情に浸る練習。
すぐに人へ感情をぶつけない練習。
夫へ気持ちの根っこを話す練習、
気持ちよく頼みをする練習。
こどもをすぐに怒らない練習、
色んな言葉掛けやスキンシップ意識する練習。

など。

またアダルトチルドレンについて、
自分でも深く学ぶこと同時に、
心理学・共感の種類・アンガーマネージメント・境界線・潜在意識・
ウェルビーング(心身ともに満たされた状態)などを学び、
実践、振り返りを繰り返していきました。

すると段々と生きづらさが外れ、
思考がポジティブになっていき、

予想しないことが起きても
落ち着いていられるようになりました。

他にも、

想いを素直に伝えられるようになったり、
人の優しさに感謝できるようになったり、
お陰様という気持ちで子育てができるようになったり。
家庭の中で収入のない自分に、
引け目を感じていましたが、
こどもを産んで、子育てしているこの時間は、
何にも代えられない、特別な経験

と思えるまでに変わることができました。

人と比べること、
被害妄想にかられること、
ネガティブ思考などが
徐々に薄れると同時に、
夫婦関係・こどもとの関係・友人関係
どれも改善してきたのです( *´艸`

3年続いた一人目の赤ちゃん返りは収まり、

夫とはコミュニケーションが増え、

以前よりも私を理解してくれるようになったり、

積極的に育児をしてくれるようになったりました。

32歳になって親友もでき、
心の底から笑い合え、本心を言えるようになり、
困ったときに助けてと頼れるようにもなりました。

カウンセリングについていうと、
とある臨床心理士さんが個人でやっているサロンを利用しました。

現在の悩みに通じる
過去のあらゆる想いや感情の蓋をあけ、本音を出します。

本当はこうしてもらいたかった、本当は怖かった、寂しかった…。

現在の生きづらい状態を徐々に解決するで2か月に1度、
計6回のカウンセリングを受けました。

その後は自分でセルフカウンセリングもできるようになり、
自分でやってもモヤモヤ感が残るときだけ、
カウンセリングを受けるようになりました。

もしあなたがアダルトチルドレンの悩みを抱え、
人に相談するとしたら、
信頼関係があり、安心できる相手、
プライバシーの守ってもらえる相手かどうかを慎重に選ぶことを
私は強くおすすめします。

カウンセラーでなくても大丈夫です。

同じような経験をした人、
心から信頼できる友人・年上の方など。

なるべく家族でない方が、
客観的に聞いてもらえると思っています。

心の深い部分の話なので、
相談する相手は慎重に選んでください。

髪の悩みはヘアサロンの専門へ、
肌の悩みはクリニックや化粧品メーカーへ行くのに、
心のことは誰にも相談しない、
放置して同じことが繰り返される人が多い。。

もし可能なら、
日頃からの心のメンテナンスをやっておくことも、
おすすめします。

メンテナンスとは難しいものではなく、
ごくごく自然な自分への労りであり配慮です。

・自分の心の状態に関心を払う
 ⇒今こんな気持ちだなぁ…
  なんか嫌だなぁ…

・沸き起こる感情どれも本物のあなただということを分かってあげる
 ⇒喜怒哀楽に優劣はありません。
  怒る・うじうじする自分も自分です。

・状態を言葉にしてみる
 ⇒あ、私今イライラしてまーす。そっとしてもらえるかな。
  考え事してるから、話はあとでもいい?
  時には一人の時間が必要なの。協力してくれる?

・反射的に言葉を返すとしたら、その癖が出てる!と気づく
 ⇒怒っているとき、相手を批判するような言葉選びをしてしまうもの。
  それは日頃からの積み重ねで抱いた怒りです。
  怒りも大事にしてあげていい。認めてあげていいのです。
  怒りの根っこには、
  「悲しみ、不安、恐怖、焦り、恥ずかしさ、困惑」
  などが隠れていることが多いですよ。
  怒りを整理してみてください。

・相手からの意見に同意できないときは、聞き流す
 ⇒話に共感するだけで、心からの共感を避ける。
  話を鵜呑みにしないことでも、自分を守れます。

・相手と境界線を引いて、自分を守る
 ⇒あなたの感情・感じ方・受け取り方・不愉快さは
  すべてあなただけのものです。
  相手が境界線を越えていると思えば、
  相手を否定せずに、まず相手を認めながら伝えます。
  ときに身を引く、環境を変えることも必要です。

・人を使い分ける
 ⇒親しい人でも、全てわかってもらうことは難しい。
  なんでもかんでも家族に話す必要はないのです。
  分かってもらえる人、聞く余裕のある人に話せばいい。
  この人にはこういう自分で、あの人にはこういう自分で、
  と使い分けていいと思いますよ。


自分が変わり始めると、周りが変わります。

それは考え方、使う言葉が変わり、
相手の気持ちが手に取るように分かるようになるから。

配慮ができ、感謝できるようになるから。

自分の周りにいてくれる人の優しさは
当たり前ではないことに気が付きます。

人は鏡であり、類は友を呼ぶ
ということを実感するでしょう。

気負っていること、
なんでもやり過ぎる(考えすぎる、言いすぎる、気を遣いすぎる)
ことから解放されれば、
きっとあなたの人生は元の調子を取り戻します。

あなたは生きているだけで価値があるのです( *´艸`)
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