アタッチメント形成を理解する

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こんにちは!
久しぶりにマックで活動していますが、ダイエット中の私にとって魅力的な空間すぎます(^^;

さて、今回は子どもの発達の理解には欠かせないアタッチメント形成について触れてみたいと思います。これまで日本では「愛着」と表現されていましたが、現在は「アタッチメントに統一する」といった論文が多くみられるようになったのでこのブログでもアタッチメントで統一したいと思います。

アタッチメントとは?
母親など特定の人に対する精神的な絆のことを指し、ボウルビィによって提唱されました。子どもがストレスを感じているときに母親などを思い浮かべることによって気持ちを落ち着かせることにつながります。今回はアタッチメントの発達段階について述べていきますね。

第1段階 生後2~3か月
誰に対しても微笑みかける自発的微笑がみられます。

第2段階 生後2~3か月から生後6~7か月まで
特定の人に対して微笑むようになる社会的微笑がみられます。

第3段階 生後6~7か月から2,3歳まで
愛着行動を示すようになり、母親など特定の人に対しては積極的に近づきますが、離れると泣いたり抵抗したりします。

第4段階 2,3歳以降
アタッチメントの対象(母親など)が内在化されるため一人で探索行動ができるようになります。

このように段階的にアタッチメントは形成されるようになり、子どもは母親などのアタッチメントの対象を内在化しながら一人で遊ぶことができるようになるんです。

以下では、自発的微笑と社会的微笑の補足を入れておきます。

自発的微笑
人に向けられて発せられる微笑というより、ただ笑っているだけで子どもから微笑を向けられる人に対して社会的なメッセージが含まれないことを指します。

社会的微笑
6~7か月頃にみられるようになる微笑で、微笑をみた母親などの養育者がそれを社会的なメッセージとして受け止めて積極的に応答することで微笑を通して相互的なやりとりが生じて、次第に微笑は特定の人(母親など)に向けられるようになります。7~8か月頃になると家族など親密な人に対しては微笑が向けられるが、知らない人に対しては警戒心を抱いたりするようになります。

社会的微笑によって自分が情報を発信して、相手(養育者など)がその情報を受け取り、相手からの情報を子どもが受け取るターン・テーキングを学んでいくので子どもにとって微笑は社会性の基礎を育んだり、ことばの発達を考える上で重要な内容になります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
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