こんにちは、YUSAKODAです。
私は20代の頃に電車内でパニック発作を起こして以来、
予期不安とは長い付き合いです。
良くなったり再発したりを繰り返しているので、
ずーっと予期不安に悩まされたわけではないですが、
ひどい時には家の近所を散歩するのも怖かったこともあります。
調子がいいと思って外出しても、急に広場恐怖に襲われることもあったため、1人で行動すること自体に、不安を感じていたかもしれません。
パニック障害の治療法としては、心療内科・メンタルクリニックでお薬を処方してもらい、並行してカウンセリングなども受けて、徐々に不安を軽くしていくというのが一般的だと思います。
その中で暴露療法といって、あえて苦手な状況に自分の身を曝して、不安や恐怖に対して慣らしていく方法があります。
電車であれば、今日は駅まで行ってみる。今日は1駅だけ。次は2駅・・・。
そこで発作も起きなかったし、不安は感じたけど大丈夫だったという、成功体験を積み重ねていく感じですね。
それまでの「不安を感じたら、外出をやめていた」のを、「不安を少し感じるけど、外出してみる」という行動に変化させる行動療法をするんです。
(ただこれは、時期早々だと余計に症状を悪化することもあるようなので、病院の先生やカウンセラーと相談しながら行った方がいいと思います。)
また、最近は、「今、不安に思っていることは、必ず未来に起こることじゃないんだ!」と、無理に不安を消すのではなく、今、不安を感じている状態をありのままに受け止める「マインドフルネス」という手法も出てきています。
呼吸法なども合わせて実施するので、リラックスさせる効果があるんだと思いますが、個人的には私はこちらの方が合ってる気がしました。
パニックさんの不安というのは、過ぎてしまった過去にとらわれて、起きもしない未来のことを過度に気にしている状態です。
過去に発作を起こしたことは事実だけど過ぎたことだし、
未来に同じことが起こるかどうかは未確定なことってことですね。
その「過去」「未来」を切り離して考えるようにします。
「今」だけに集中するのですが、「私は今、不安を感じているな」と思ったり、自分が座っているソファーや椅子と体が接している感覚や、視界に入ってきたものに対して「そこに〇〇がある」と、ただそのままに感じるだけです。
それを外出時にも応用して、ただ出かける準備をする(その先のことは考えない)、ただ目的地に向かって歩く(歩くことに集中)、歩く時の足が地面につく感覚、風が吹いてくる感覚を感じるだけ、見えるものに対して深くは考えず、ただそこにあるなと思うだけです。
もし不安が湧き上がってきたら、無理に消そうとせず、「不安が湧き上がってきたな」と事実を受け止めるだけでいいんです。自然に小さくなるのを待つというか・・・、「待つ」という考え自体もなく過ごす感じかな。
私もそうでしたが、だんだんと「不安」を感じることがダメなことだと捉えがちなんですよね。不安=発作とか、不安=悪いことみたいな。
でも、「不安」って人の防衛本能の一種だし自然なこと。
パニックさんはちょっと過度に心配しちゃって、どんどん大きくなっちゃって、生活に支障が出ちゃってるだけ。
それを自分で客観的に見てあげて、暴走してる不安に少しブレーキをかけてあげられればいいと思うし、
パニック障害だけでなく他の病気や疾患などもそうですが、自分を知って上手に付きあっていくというのは、こういうことなのかなと感じています。
1人で抱え込まず人に話してみたり、うまくいったこと、いかなかったことを共有することで、気持ちが楽になることもありますので、そんな時は、ぜひYUSAKODAを拠り所にしてくださいね♪
●電話相談・5分でもOKです
●チャットもあります。電話は緊張しちゃう方は、こちらをどうぞ♪●