目標達成、と聞いて、何が浮かびましたか?
自分の目標がパッと浮かんだ方もいらしゃるでしょうし、
目標なんて特にないという方、
目標を立ててみるけれど、いつも手がとどかないと思われる方。
一つの言葉でも、イメージは様々です。
目標達成の方法という時は、
また、さまざまな方向からのアプローチがあります。
目標の立て方、努力していく方向性、継続のしかた‥など。
どれも大切な側面なのですが、
私が今日、お伝えしたいのは、目標は絞りましょう、というお話しです。
目標は、絞った方が達成しやすいからです。
すごく小さな例を上げれば、職場で一週間の休みが欲しいと思ったら、
それを目標にどんな行動をとるでしょうか?
シフト制の勤務を考えていただいた方がわかりやすいと思いますが、
休みの前後の勤務がきつくなって構いません、
だから、この期間は休ませてください、と言うと思います。
(言っていない人はそういう風に言った方が良いです)
一週間の休みをもらう事に絞ってお願いするのです。
結婚の目標は、誰だった幸せになる事だと思います。
ただ、幸せが何であるかは人によってすごく違います。
彼と一緒に居るだけで良いと言う人。
経済的に豊かでありたいと思う人。
子どもを持つ事が何より大切だと思う人。
これは、何が正解という話ではありません。
それでも、自分が結婚に望んでいる事は何なのか?
何を望んでいたのか?といった事は、
しっかり絞って結婚生活に臨んでいただきたいと思います。
ある意味、何もかも望まない事が大切、という事です。
一番大切な事をしっかり共有して一緒になったら、
それが叶えられていれば良しとする。
やさしい人と一緒にやっていきたい、と思った時に、
やさしさの中に、堅実に働いていってくれる事が入っているのは
自然な事です。
ただ、経済力のある人、と望んで、
相手が仕事人間である事を批判するのはいただけません。
矛盾する事を二つ同時に望むのは望みすぎというものです。
経済力と、女性関係は相関がありませんから、
家にお金を入れているからといって、そこにルーズなのを
許す必要はないと思います。
子どもに何を望んでいるだろう?といった事も、
時々、吟味していただくのが良いと思います。
○○大学に入って欲しい、とか、
家業をついで欲しいとか、は枝葉の問題です。
しっかり一人立ちして欲しいのか、
親の望みを叶えて欲しいのか、
そんな事から考えてみる。
一人立ちを望んだのなら、
家を離れていく寂しさは受け入れるしかありません。
親の望みを叶えて欲しいと望んではいけないわけではありません。
ただ、親の望みと、子どもの望みが一致しているかしていないか?
そんな事は丁寧に考えてみた方が良いと思います。
一致していない場合は、親の側が妥協するのか、しないのか?
規制はしないけれども、一切援助をしないとかもあって良いと思います。
親の望みと、子どもの望みが相反する時。
子どもは、なかなか、それを振り切っていく事はできません。
子どもは親に従うものだという事に絞って、
そこの妥協しなかったら、
親にしたがってくれる事になる事もあるでしょう。
それでも、そこに残るのが、深いあきらめや、
親への恨みだったら、それはそれで悲しい事のように思います。
親がそこまで腹を括れるなら、それはそれで、目標達成の方法であると
言えるような気もします。
子どもの気持も大事にしたいが、自分の思いを手放せない方は
お話しに来てください。
特に、カウンセリングに慣れていない、50代以降の方。
話やすいように、やさしく丁寧にお話しを聴かせていただきます。